
1400m初挑戦で勝利したレッドモンレーヴ(撮影:下野雄規)
『ウマい馬券』で活躍するプロ予想家たちの“思考回路”に迫る「予想の頭脳」。今回取りあげるのは、安田記念のステップレースでもある京王杯スプリングCです。近年はスプリント色の強い馬の活躍も目立つ一戦を、はたして、どのようなアプローチで攻略したのか。その“頭脳”に迫ります!
最初に紹介するのは、“高配当をワイドで仕留める男”シューヤ氏です。
本命に指名したのは、7番人気2着のウインマーベルでした。前2走は10、7着と凡走していましたが、「出遅れたり、馬場が悪かったりで力を出せていない」と看破。高松宮記念から久々の1400m戦と距離延長の一戦でしたが、「能力的にはここに入っても上位で、1400mも守備範囲内」と強く推したのです。
また対抗には、6番人気3着のダディーズビビッドを選びます。こちらもおなじく高松宮記念大敗組でしたが、前々走では同距離重賞の阪急杯で連対。「得意の1400mの左回りならここでも上位争いできそう」と高く評価しました。
そして馬券は、◎○のワイド12.3倍を7,000円と厚く的中。8万円強の払戻金を獲得したのです。
予想結果は
こちら。
もうひとりは、「前半3ハロンタイム」を基準に出走全馬の比較を行う小林誠氏です。
まずは、「マイルよりもスプリント寄りの適性が要求されるレース」と分析。しかし「今年はかなり先行指向が弱いメンバー構成」ということで、本命に推したのは1400m戦が初となるレッドモンレーヴでした。
前走のダービー卿チャレンジTでは1人気を裏切る7着に終わりましたが、「最後の直線でみせた上がりの鋭さは素晴らしいもの。勝ち馬から0秒4差まで詰め寄ったのだから、やはり力がある」と評価したのです。
そして結果は、印を打った4頭の内3頭で◎→▲→○決着。馬単47.2倍と3連複80.9倍のダブル的中に繋げました。
予想結果は
こちら。