▲昨年はソングラインが優勝(撮影:下野雄規)
東京芝は先週からCコース替わり。水曜以降は降水量が全くなく、路盤の状態も絶好。軽い馬場コンディション。内を通るアドバンテージがないため、末脚を発揮しやすい外枠が有利になりやすい馬場だった。
ただし、今週は週中、週末ともに天気予報が良くない。特に土曜の降水確率は高い。日曜も降雨のなかでの開催になる可能性は十分にある。
近年の安田記念では2021年、2020年は少なからず雨の影響をうけていた。
2021年は週中、金曜の雨量が多く、当日も降雨あり。ただ、予報よりも雨量が少なかったこともあり、散水が手控えられ、馬場コンディションは軽めに。前週までと大差なく、末脚の要求度が高かったことにより、外枠が有利な状況になった。
2020年は前日夜から当日朝にかけての雨量が多く、徐々に乾いていった。メインレースの頃でも馬場コンディションとしては標準的。負荷がかかり、先行すると厳しい状況。差しが有利になった。
この2回ともに雨の影響があったものの、レース中やその前後に降雨はなかった。水捌けも良いため、馬場コンディションとしては「標準」までに収まっている。当日が降雨のなかでの開催となるようだと、これ以上に悪化することも考慮すべきだろう。
馬場コンディションが「重い〜稍重い」だった年となると、2014年まで遡らなければならない。9年も前では路盤の状態が異なる。
参考になるかは疑問ではあるものの参考までに、2014年はトラックバイアス「外有利・差し有利」と判定。5枠より外が5着までを独占。3着馬までが最初のコーナーを9番手以降で通過していた。
実際にどの程度の雨量となるかを現時点で予測するのは難しいものの、何れにせよ、内有利な状況になるケースは考えづらい。外枠の後方待機馬を狙いたい。
▲ソウルラッシュに期待(撮影:下野雄規)
ソウルラッシュは近4走連続で物足りない内容が続いているが、その全てが馬場コンディション「軽い〜標準」の間。レースの上がりが34秒2以下で高速上がりを出す必要がある決着が不向きだった。
それ以前の5、6、7走前は馬場コンディション「稍重い」で3連勝。特に重賞初制覇となったマイラーズカップはトラックバイアス「 ・前有利」と判定したレース。決して恵まれたわけではないにも関わらず、後方からの差し切り勝ち。この時のレース上がりは34秒1だった。重い馬場なら買える。
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