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【内田博幸×藤岡佑介】この先に思い描く未来──「なんだこのオジサンは!」と思ってもらえるように/第4回

  • 2023年06月14日(水) 18時01分
“with佑”

▲ヴィルシーナに騎乗し優勝した2013年ヴィクトリアマイル。左から佐々木主浩オーナー、内田博幸騎手、友道康夫調教師(撮影:下野雄規)


いよいよ2人の対談も最終回。今回は趣味の話からお子さんの話、インスタグラムを始めた背景など、ミステリアスに包まれた内田騎手のプライベートに踏み込みました。

そして最後に「何歳まで現役を続けたいか」や「理想のオジサン像」など、思い描く未来についてお話をお聞きしました。いつも明るい内田騎手らしいポジティブな思考とは…

(取材・構成=不破由妃子)

“ファンに向けて発信する機会”を作るために始めたインスタ


──今日はせっかくなので、内田さんのプライベートにも踏み込んでみたいなと。

佑介 確かに内田さんが普段何をしているのか、まったく想像できない…(笑)。

内田 普段は体を休めて、そのあとトレーニングを軽くやって、後は家に帰って子供の習い事がある日は送り迎えをして…。

佑介 外に飲みに行ったりはしないんですか?

内田 NHKマイルCを勝ったことで、普段よりは外に出る機会は増えましたね。もともとそんなにガンガン飲むほうではないけど、オーナーや関係者の方が「お祝いしよう!」と誘ってくださるのは、やっぱりありがたいので。そんな感じで今は外に出る機会が増えてますけど、普段は意外と地味に過ごしてますよ。

佑介 内田さんは、普段からテンションが高いですよね。テンションが低い内田さんは見たことがないくらい(笑)。そんな内田さんがお酒を飲むと……。

内田 普段の20倍くらいテンションが上がる(笑)。怒ったり泣いたりはしないよ。ただ、くだらないことを言っているだけで。

佑介 普段の20倍か…すごそう(笑)。内田さん、趣味とかあるんですか?

内田 趣味はないですよ。僕にはトレーニングとレースしかない。もはやレースも趣味、トレーニングも趣味です。

──確かワンちゃんを飼ってますよね?

内田 はい。犬は大好きだけど、お世話は家族に任せているし。自分が可愛がりたいときだけ可愛がって、あとはお願いします、みたいな。飼い主として、一番ダメなパターンです(笑)。藤岡くんは、趣味とかハマっているものとかあるの?

佑介 趣味……ゴルフは飽きちゃったしなぁ。

内田 飽きるほど上手くなっちゃったんだ。

佑介 逆です。自分の限界を感じたので(苦笑)。今はいろいろと模索中ですね。競馬のこと以外で内田さんと話をするときは、お子さんの話が多いですよね。

内田 うん、子供の話ばっかりだよね。息子がふたりいて、上が高校1年生で、下が小学5年生。上の子には身長もアッサリ抜かれたよ。

佑介 お兄ちゃん、そんなに大きくなったんですね!

内田 語学が好きでね。いろんな言語が好きで、勉強しているよ。

佑介 確か、演舞のようなものをやってるんでしたっけ?

内田 剱伎道をやっていて、その公演で海外に行ったりしてる。そういえば、息子の影響で僕もインスタを始めて。

佑介 内田さん、インスタやってるんですか!?

内田 意外でしょ(笑)。少し前まで新聞でコラムを連載していたんだけど、それが終わってからは、ファンに向けて発信する機会がなかなかなくてね。それで始めたんです

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JRAジョッキーの藤岡佑介がホスト役となり、騎手仲間や調教師、厩舎スタッフなど、ホースマンの本音に斬り込む対談企画。関係者からの人望も厚い藤岡佑介が、毎月ゲストの素顔や新たな一面をグイグイ引き出し、“ここでしか読めない”深い競馬トークを繰り広げます。

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1986年3月17日、滋賀県生まれ。父・健一はJRAの調教師、弟・康太もJRAジョッキーという競馬一家。2004年にデビュー。同期は川田将雅、吉田隼人、津村明秀ら。同年に35勝を挙げJRA賞最多勝利新人騎手を獲得。2005年、アズマサンダースで京都牝馬Sを勝利し重賞初制覇。2013年の長期フランス遠征で、海外初勝利をマーク。2018年には、ケイアイノーテックでNHKマイルCに勝利。GI初制覇を飾った。

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