5月、京都競馬場で開催された「栗東ステークス」に合わせ、「栗東市観光物産展」が開催され、TCC Japanブースにボランティアとして参加した常石さん。競馬ファンのみなさまとたくさん交流できたようです。
春のGI戦線の締めくくる戦い、第64回宝塚記念。
17頭それぞれの馬にファンの思いが込められ、ファンの夢が走る戦いは、見ごたえがありました。
▲イクイノックスとC.ルメール騎手(C)netkeiba.com
さすが! とうなずける、イクイノックス号とルメール騎手の戦いぶりは、素晴らしかったです。陣営の皆様、おめでとうございます。イクイノックス号にとっては初めての阪神競馬場でしたが、ルメール騎手の繊細なエスコートで、ずっと会話しているようでした。馬体は黒光りして黒ダイヤのよう。体も引き締まってとってもいい風格をしています。今後の活躍に夢が膨らみますね。楽しみです。
2着スルーセブンシーズ号も悔しかったでしょうねぇ。いい追い上げでした。池添騎手の親子制覇への思いが伝わってきました。やっぱり競馬って素晴らしい。ドラマがありますね。
僕が記憶に残る宝塚記念は、2011年の佐藤(哲三)先輩が手綱を取った、アーネストリー号の優勝です。出走馬が女王ブエナビスタ、ダービー制覇のエイシンフラッシュ、バラ一族のローズキングダム。ルーラーシップ、2009年の同レースを制覇したドリームジャーニー、トゥザグローリー等名馬の揃ったレースでした。
佐々木(晶三)調教師の悲願の1勝でした。体質が弱かったアーネストリーを懸命に世話した田重田厩務員の功績も大きかったと佐々木調教師は話されていました。陣営一丸となって勝利した宝塚記念は、取材活動を始めたばかりの私の心にも響いたレースで、アーネストリーのファンになりました。
活躍した馬たちも引退し、それぞれの道を歩んでいます。
京都競馬場で『栗東ステークス』が行われた5月14日、栗東の観光物産展・聴覚障がい者施設びわこみみの里で販売されている『steed』トートバッグ、ゼッケンバッグの販売、TCC Japanブースでは、福永祐一調教師とコラボしたサイン入りキャップなどのグッズ販売に加え、『#ウマミラ』ブックレットの配布など、引退競走馬支援啓発プロジェクト『#ウマミラ』の活動の一環として理解と協力を呼びかけました。
▲TCC Japanの山本高之代表と
私は、あまり活動はできませんでしたが、ボランティアとして参加させていただき、ファンの方が熱心に話を聞いてくれたり、グッズを買ってくださる様子を見て馬を通じてみんな繋がってるんだなーと感じました。
「常石さんや」「元気でよかった」「会えてうれしいです」「サインください」など言っていただき、僕の方こそうれしかったです。
ゼッケンバッグも多くの方が買ってくださり、完売しました。ご協力ありがとうございました。
当日は、雨が降ったりやんだりの悪天候にも関わらず、たくさんの来場者があり、新しくなった京都競馬場を楽しんでおられました。
▲ゼッケンバッグを購入してくれたお客様と!
ビッグスワンから見下ろせる旧円形パドックには、芝生が敷かれテーブルと椅子が並び、ファンの憩いの場になっていました。子供たちも寝転んだりしながらゆったり過ごしていました。新しくできた楕円形のパドックは、ぐるりとどこからでも見ることができ、馬体のチェックもしやすくなりましたね。
パドックの奥側には歴代の三冠馬像があり、一際目立つのがコントレイル。奥に行くとアーモンドアイもいましたよ。その空間は緑がいっぱいでベンチもありヨーロッパに行ったような雰囲気でした。
パドックからスタンドまでは、バリアフリーになったのでスムーズに移動できます。
秋にはまた違った景色が見られると思うので、夏競馬、サマーシリーズを観戦してから出かけてみてください。
▲ターフィーくんと栗東市マスコットキャラクターのくりちゃん
さー、私も動き始めます。
2024年パリパラリンピックに向けて、ドイツへ約1ヶ月滞在し、レッスンしながらデンマーク大会に行く予定です。パラリンピック出場権利獲得のためには、今年3回以上国際大会に出場しなければなりません。
私がパラリンピックにこだわるのは、パラリンピックは、イギリスの病院でリハビリテーションを目的として行われた患者のスポーツから始まりました。
パラリンピックで活躍するアスリートは、人々に無限の可能性や能力を発揮することで多様性を大切にし、建物や道路だけではなく、人の心のバリアフリー化を求めています。
勇気、強い意志、感動、公平の4つの価値が社会に示すことを重視しています。感動は、人の心を揺さぶりバリアフリーを作っていきます。
でもまだまだ閉ざされた世界で一部の人にしか理解してもらえません。
パラリンピックは、肢体不自由、脳性麻痺、視覚障害のみで、知的障害はスペシャルオリンピック(世界大会がない)に参加しています。聴覚障害の人はデフリンピックが行われ2025年に日本大会が予定されています。
びわこみみの里ぽんぽこまつりの時、特別講演でデフリンピックに参加された障がい者陸上競技ハンマー投げの森本真敏選手がいろいろ話してくれました。
一番困ったのがボランティアの方が少ないことだったそうです。手話ができなくてもボランティアの活動ができることを教えていただきました。会場案内や受付など、物品やグッズの配布等、たくさんの方の応援が必要です。
2025年には滋賀県で第79回国民スポーツ大会・第24回全国障害者スポーツ大会が行われます。『わたSHIGA輝く』を成功させましょう。残念なことに障がい者乗馬の競技は、ありませんが、国スポ、障スポ、ボランティアでおもてなしをしましょう。
僕もパラリンピック出場を決め、大会に参加することで視野が広がり僕自身の活きる道が広がると思い頑張っています。
これからしっかり挑みたいと思います。応援よろしくお願いします。
オカン 自分のことだけではなくボランティア活動に参加することで誰かの役に立つ。その中から自分ができることを見つける。可能性を見つけられるように積極的に動くことで人とのかかわりを持つことができたら、苦手な記憶にもつながることを願っています。何歳からでも人は、変われる。前に進むことを願う母です。
つねかつこと常石勝義&おかん
(※文中敬称略、次回の更新は8/1(火)を予定しています)