▲昨年はエヒトが優勝(撮影:下野雄規)
先週開幕した福島の芝は土曜時点では週中からの雨が影響して、重めの馬場コンディション。日曜は晴れて気温も非常に高かったため、標準的な馬場コンディションに回復した。
近年、同時期開催の福島芝は路盤の状態が悪く走りづらい年も多かったが、今開催はここ数年のなかでは比較的良い部類の路盤だ。
先週の福島芝2000mは2レース行われ、3着内に好走した6頭のうち最初のコーナーを5番手以内で通過していたのは1頭のみ。二桁位置取りで通過馬も2頭が3着内に好走。先行して粘り込むのは難しい馬場だった。
今週も週中、週末ともに不安定な天気予報。雨の影響をうけた開催となる可能性もあるが、当日の降雨がない限りは先週日曜程度の標準的な馬場コンディションで行われるだろう。
七夕賞は2016年以降の7回のうち5回をトラックバイアス「差し有利」と判定している。ただし、ここ数年はほとんどの年が馬場コンディション「稍重い〜重い」の間で行われていた。週末に雨が降らない場合は、2016年や2017年に近い馬場コンディション、状況が想定される。
2016年と2017年の2回では3着内に好走した6頭のうち最初のコーナーを5番手以内で通過していたのは1頭のみ。二桁位置取りで通過馬も2頭が3着内に好走。先週の福島芝2000mと近い決着パターンになっていた。末脚のしっかりしたタイプを狙いたい。
▲ガロアクリークに期待したい(撮影:下野雄規)
ガロアクリークは唯一の重賞勝ちとなっているスプリングステークスを含め、2走前以外に重賞で3着内に好走した3回は直線が短いコース。2走前のエプソムカップに関しても、開催末期の傷んだ路盤の状態により、各馬がインコースを極端にあけて走るような状況。実質的には小回りのような例外的なレース。
一瞬の反応に優れているため、直近5戦のうち4戦で使われている直線が長いコースでは持ち味を活かすのが難しい馬場。古馬になってから唯一、直線が短いコースの重賞に出走した4走前の中山記念では長期休み明けながら4着に好走している。今回は一度使われてハンデのGIII。巻き返しを期待する。
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