▲昨年はハヤヤッコが優勝(c)netkeiba.com
先週はウマい馬券で公開している予想の回収率は1000%以上になった。
その秘訣はトラックバイアスが極端だったからである。私はウマい馬券で5年以上予想を公開しているが、ほぼ毎年プラス収支を記録。通算回収率もプラス収支になっている。その秘訣は先週のようなわかりやすいトラックバイアスの時に大きく稼ぐことだ。
函館芝は先週からBコースに替わった。週中の雨量少なく、中間の散水も控えめ。適度なクッション性で走りやすい状態になっており、馬場コンディションは「標準」。函館の芝は、基本的に「稍重い〜重い」の馬場コンディションになることがほとんどのため、珍しい馬場状態だった。
これにより、トラックバイアスも極端な偏りが出ていた。
先週、函館芝で古馬混合の芝1800m以上は4レース行われ、3着内に好走した12頭のうち11頭が上がり5位以内。最初のコーナーを3番手以内で通過した馬からは勝ち馬が出ておらず、3着内に好走したのも3頭のみ。
また、3着内に好走した12頭のうち11頭が5枠より外。
直線が短い小回りのコースにもかかわらず、末脚の要求度が高くなっており、道中でも内を通るアドバンテージがなかった。
振り返れば、今年はAコース時も先週ほどではないにしろ、似たようなトラックバイアスが発生することが多かった。
実際に今年に入って以降、函館芝1800m以上の古馬混合戦をみても4枠より内が複勝率17%で複勝回収率44%に対して、5枠より外は複勝率34%で複勝回収率117%。明らかに内枠の成績が悪い。
そして、先週の「ウマい馬券」でも予想を公開した日曜函館11Rでは外枠、そのなかでも末脚のしっかりしたタイプを重視。上位に評価した3頭がそのまま3着までを独占して、完璧に的中することができたわけだ。
▲アルナシームに期待したい(c)netkeiba.com
今週は週中、週末ともに不安定な天気予報。雨の影響をうけて先週とは異なる馬場コンディション、トラックバイアスとなる可能性にも注意する必要はあるものの、現時点では先週通りの決着パターンになることを前提として末脚のしっかりしたタイプを推奨したい。
アルナシームの前走は道中遅いペースだったため、途中から動いて先頭にたってそのまま勝利する形。
ただし、本来は反応が速く、使える脚も長くない馬なのであのようなレースパターンがベストだったとは言い難い。
今回は小回りの重賞。明確に先行したい馬たちもいるので、順当に控えて差す形になるだろう。先週のような馬場状況であれば持ち味が活きる。
もちろん馬場状態、枠順の把握は重要。最終見解はウマい馬券で公開する。
殿堂入り予想家となった馬場虎太郎の函館記念の予想はレース当日までにウマい馬券で公開!