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【#14】もしもこのまま引退となった場合のお金の話──号泣した鬼嫁の偽らざる本音

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  • 2023年07月23日(日) 18時01分
shirahama

▲避けては通れないお金の話で、自身の本音に気が付いた!? (撮影:桂伸也)


障害ジョッキーの白浜雄造騎手の奥様が、昨夏の落馬から復帰を目指して奮闘する夫と家族のリアルな姿を描く新連載。

落馬から3週間。「別の医師の視点で何か新しい事実が発覚するかも」と考え、JRAの嘱託医へセカンドオピニオンを依頼した由紀子さん。

医師の見解に安堵はしたものの、とあるキーワードで心に大きな不安が広がり、やがては号泣してしまう事態に…。「さすがコテコテの大阪人」という、自分でもびっくりの本音とは?

「やっぱり夫、父親って、稼いでナンボやんな?」



 9月17日の続きです。

 リモートでのセカンドオピニオンは、中山競馬場のお昼休みの間に行われました。その内容は以下の通りです。

・九州労災病院での初期治療や診断、投薬なども間違いない。

・頭部外傷は2年かけて回復する。受傷半年で6、7割は回復するので、ここからのリハビリが非常に重要で今後のカギを握っている。

・半年後には、今後の目途がある程度立てられると思う。

・画像と現状を見る限り、自立した生活は可能かと思われる。ただし、麻痺などが残った場合は、器具などを利用したり、自宅をバリアフリーにする必要があるかもしれない。

・このくらいの頭部外傷は大きな後遺症が残ることも多い。

・ただ、1年経ってみたら、驚くほどの回復を見せる患者さんもいる。

・だから今はまだ何とも言えない。これからの2年は、とにかくリハビリを頑張ってください。

・関東と関西で離れてはいるが、もし力になれることがあれば連絡をください。

 先生のお話を聞き、これまでの治療に間違いがなかったことがわかり、とても安心することができました。ただ、大きな後遺症が残ることも多いという言葉が私の心に重くのしかかり、早急にリハビリ専門病院に転院し、一日でも早く本格的なリハビリを進めたい。そう強く思いました。

 この電話の後に騎手クラブさんともお話をして、もしこのまま引退となった場合のお金の話などを詳しく聞かせていただきました。

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1981年9月9日生まれ。2015年に障害騎手の白浜雄造と結婚。1男1女をもうける。結婚前は四位洋文調教師や福永祐一調教師(両名、当時騎手)らが所属していたマネージメント会社にてマネージャーを務め、TV番組収録やイベント等、様々な現場で騎手をサポート。福永調教師の引退までの16年間はバレット業務も兼任。福永厩舎開業後は経理兼秘書業務を担当予定。現在はオンラインサロン「福永祐一 競走馬研究所」の運営スタッフを務める傍らフリーランスとして活動中。新たな目標のアイシングクッキー講師としても活動すべく準備中。(旧姓は坪田、また戸籍上の表記は幸子)

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