競馬専門紙「馬サブロー」が誇るパドックの達人・加藤剛史トラックマンにアイビスSD出走予定馬の中から6頭の馬体診断を行っていただきました。
(デイリースポーツ 馬サブロー・加藤剛史)
オールアットワンス美浦・中舘英二 牝5
▲7月19日撮影(c)netkeiba.com
3歳牝馬の恵量を生かして21年の当レースを勝利。その後勝ち星はないが、昨年も内枠から内目を走って格好はつけており、千直適性は存分に披露していた。それ以来脚部不安明けで1年ぶりの実戦。スカッと無駄肉の少ないシルエットに見せていた昨年よりも全体的にボリューミーだが、肌の薄さは健在で太いということはないだろう。後肢の支え方が良く、表情もキリッとしているので自分の力はしっかりと出せる態勢だ。
トキメキ美浦・斎藤誠 牝6
▲7月19日撮影(c)netkeiba.com
3年連続での参戦となる千直のスペシャリスト。もう6歳牝馬となったが、デビュー時から馬体を40キロほど増やしてムキムキのボディーを誇示しており、肩周り、トモと立体感はしっかりとしている。夏場は筋肉の硬さがなく、肌質を最も良く見せる傾向。いつもの坂路調教ができない状況でも抜群の張り感で、2か月ぶりの実戦に一切の不安はなし。
ジャングロ栗東・森秀行 牡4
▲7月20日撮影(c)netkeiba.com
背腰が頼りなく馬体がユルユルの状況下で若い頃からハイパフォーマンス。パンとしてきたら…と楽しみにしていた1頭だが、