競馬専門紙「馬サブロー」が誇るパドックの達人・加藤剛史トラックマンにレパードS出走予定馬の中から6頭の馬体診断を行っていただきました。
(デイリースポーツ 馬サブロー・加藤剛史)
メイショウフジ美浦・和田勇介 牡3
▲7月26日撮影(c)netkeiba.com
腰が甘く、飛節の角度もありトモを流している立ち姿。見た目も牡馬にしては華奢で、ウッドチップでのケイコではまるで動けず。新馬戦は9番人気の低評価をくつがえしての勝利だった。ある程度軽い砂質で、ゆっくりギアを上げる競馬が向き、夏場の新潟をどうこなすかがポイント。これまでに比べると馬体は大きめに余裕を持って作っており、穏やかな表情と肌の質感はグッド。
オメガギネス美浦・大和田成 牡3
▲7月27日撮影(c)netkeiba.com
見た目の格好良さがある産駒を多く輩出するロゴタイプ。この世代にはミトノオーもおり、ダート種牡馬として大成する予感もある。同馬も優れた操縦性と闘争心の強さを発揮しデビューから2連勝を決めている。詰まった背中で窮屈な肩からストライドは伸びないが、それを補えるだけの回転力。臀部の筋肉が発達して強じんな後肢が原動力となっているのだろう。一頓挫あって5か月ぶりの実戦となるが、見た目の印象はかなりいい。
パクスオトマニカ美浦・久保田貴士 牡3
▲7月27日撮影(c)netkeiba.com
ワンペースで距離も1800m前後がベストの見た目。ダービーへのチャレンジはいい経験となったはずで、その後ひと息入れてダートへ初挑戦となる。目力の強さ、ケイコの様子から体調面に不安はなさそうだが、