▲昨年はフルデプスリーダーが優勝(c)netkeiba.com
今週末の札幌は雨が降る可能性も高い。
2017年以降、札幌で行われたエルムステークスは5回。2017年、2018年、2019年の3回がJRA発表の馬場状態で「稍重〜重」の間。雨の影響を受けている。勝ち時計もそれ以外の年に比べて2秒は速い決着になっている。
2017年は最初のコーナーを4番手以内で通過、最終コーナーを3番手以内で通過していた馬が1〜3着を独占。最初のコーナーを二桁位置取りで通過した2番人気のピオネロが7着に凡走。
2018年は最初のコーナーを3番手以内で通過、最終コーナーを2番手以内で通過していた馬の1、2着。最初のコーナーを二桁位置取りで通過した1番人気のミツバが3着となり人気を裏切った。
2019年は最初のコーナー3番手以内通過馬が全滅。後方待機馬が上位を独占したが、この年は前走で逃げていた馬が5頭も出走していた。前半から激しい先行争いになって淀みない流れ。例外的なレースパターン。
速い時計の決着になった際の当レースは、よほど先行馬が揃わない限りは前半の位置取りが重要。逃げに近い先行馬を狙いたい。
▲ベレヌスの巻き返しに期待したい(c)netkeiba.com
ベレヌスは芝でも先行できるスピード上位の馬。ダートでも先行できるだろう。
前走京王杯スプリングカップはトラックバイアス「外有利・ 」と判定。二桁馬番が5着までを独占したレース。内枠は厳しい状況。
2走前のダービー卿チャレンジトロフィーはトラックバイアス「内有利・差し有利」と判定。内枠、後方待機馬が恵まれたレースで外枠からの逃げ。3走前の京都金杯もトラックバイアス「 ・差し有利」と判定したレースで逃げ。近3走ともに状況に恵まれず、力を出せてない。
今回はダートに替わるが、芝1400mの重賞でも逃げることができるスピードを持つ馬。芝では速い上がりを出せない欠点が響いたレースも多かったが、ダートに替わることによってカバーできる可能性を秘めている。巻き返しに期待する。
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