関屋記念といえばサトノアーサー、ミッキーグローリー、プリモシーンと、サーアイヴァー〜サーゲイロードをクロスするディープインパクト産駒が上がり32秒台で差し切るイメージだった。ディープ産駒の出走が少なくなって、ここ2年はウインカーネリアン(スクリーンヒーロー×マイネルラヴ)、ロータスランド(ポイントオブエントリー×スキャットダディ)と、母父に軽いスピードが入る先行型が番手抜け出しで勝っている。カラテやダノンザキッドの鋭さではまとめて差し切るところまでいかない、という見方もできるか。(解説:望田潤)
エターナルタイム クロノメーターやパッシフローラの姪で、母マジックタイムはダービー卿CTとターコイズSの勝ち馬。母母タイムウィルテルはフローラS2着。牝祖クリスザレディーからはゲシュタルトやクリスザブレイヴなどが出る。ロードカナロア×ハーツクライはケイデンスコール、トロワゼトワル、ヴァルディゼールなどが出るニックスで、本馬もここまで7戦4勝と順調にオープン入り。ナスペリオン的ストライドで差すマイラーで大箱向きだが、平坦より坂コースがベターか。
距離◎ スピード○ 底力◎ コース○
コンシリエーレ エスメラルディーナの半弟でアリーヴォの叔父。父ドレフォンは北米チャンピオンスプリンターでジオグリフやデシエルトなどを輩出。