競馬専門紙「馬サブロー」が誇るパドックの達人・加藤剛史トラックマンに関屋記念出走予定馬の中から10頭の馬体診断を行っていただきました。
(デイリースポーツ 馬サブロー・加藤剛史)
コンシリエーレ美浦・稲垣幸雄 牡4
▲8月2日撮影(c)netkeiba.com
550キロ超、大型のドレフォン産駒でその圧倒的パワーとスピードを武器にダートで5勝の活躍。今回芝へ初挑戦となるが、体の使い方は上手なだけに、スピードの持続力をうまく生かせれば好走できても驚けない。腹袋があって雄大な馬体ながらも、締まりが必要なところにはしっかりとメリハリがあり無駄なく仕上がる傾向。重心のズレがなく力強さにあふれる四肢の支え方。体調面には不安なくレースを迎えられる。
サクラトゥジュール美浦・堀宣行 牡6
▲8月2日撮影(c)netkeiba.com
イレ込みがきつくレースでは引っかかる性格。難しい面は大いに残すが、うまくかみ合ったメイSでオープン初勝利。それ以来2か月半ぶりの実戦となる。いい具合にリフレッシュできているので、中間は落ち着いた雰囲気がありケイコでも折り合いはスムーズ。多少余裕を感じさせる腹まわりでもう少しトモの膨らみとハリは欲しいが、何よりも顔つきが涼しげでいい。この気性面を維持できれば重賞でも楽しめるはず。
ビューティフルデイ美浦・国枝栄 牝5
▲8月2日撮影(c)netkeiba.com
数字面での変化はあまりないが若い頃のように体を薄く見せることはなくなり、全体的な肉感がアップ。