競馬専門紙「馬サブロー」が誇るパドックの達人・吉田順一トラックマンに小倉記念出走予定馬の中から6頭の馬体診断を行っていただきました。
(デイリースポーツ 馬サブロー・吉田順一)
カテドラル栗東・池添学 牡7
▲8月2日(c)netkeiba.com
左爪が寝て右爪は立ち蹄底に違いはあり本質的には右回りがスムーズ。ただ今回は右後肢の球節の腫れが気になるところだ。折り合い面、脚の使いどころから小倉芝千八と相性が良く重賞で3度の2着はあるが、今回は昨年4着の芝二千。筋骨隆々のシルエットで銭形斑点も浮き出ており仕上がり自体は良好だが、全体のバランスから千四〜千八向きは否めない。
ククナ美浦・栗田徹 牝5
▲8月3日撮影(c)netkeiba.com
掲示板を外したのはGIの2戦と距離の長い2走前のみ。約1年4カ月ぶりの美酒に酔うと、OP2戦目の七夕賞で2着と堅実ぶりを誇示。3歳時に比べ筋肉量は増したが、トモ以上に前腕が発達しバランス自体は前が強い印象。前付けでしぶとさを発揮するのがベターだ。前走後はスローダウンの調整過程だが、週末と当週の負荷とこの体を維持できれば問題なし。
エヒト栗東・森秀行 牡6
▲8月2日撮影(c)netkeiba.com
海外遠征後の前走でも坂路で速いラップを刻んでいたが、今回も攻め駆け馬らしい走りは見せている。