小倉記念を制したエヒト(c)netkeiba.com
『ウマい馬券』で活躍するプロ予想家たちの“思考回路”に迫る「予想の頭脳」。今回取りあげるのは、サマー2000シリーズ第3戦の小倉記念です。斤量差7.5キロの夏の名物ハンデキャップ重賞を、はたして、どのようなアプローチで攻略したのか。その“頭脳”に迫ります!
最初に紹介するのは、“勝ち続ける3連単馬券術”のキノピー氏です。
まずは本命に、3番人気勝利のエヒトを推します。前走の七夕賞8着は、「スタートひと息で中団からの競馬になり、スローの前残りで展開不向き」「直線もスムーズに進路を確保できず消化不良の内容で見直し可能」とジャッジ。一方で3走前のAJCC2着、4走前のチャレンジC3着を評価して、「ここでは力上位の存在」と巻き返しを読み切りました。
また、前年の覇者で1番人気4着のマリアエレーナを、「前走鳴尾記念が物足りない内容」と分析。「実質トップハンデで昨年ほど楽ではないだろうし、ここは思い切って消し」と無印にした点にも注目でしょう。
そして馬券は、馬連38.7倍を1,500円にくわえ、得意の3連単で406.2倍を200円的中。13万円超のリターンに成功しました。
予想結果は
こちら。
もうひとりは、“「展開指数」で急上昇の新星”らん氏です。
こちらの本命は、「開幕週の絶好馬場を味方に、伏兵の大駆けに期待する」と5番人気2着のテーオーシリウスを指名しました。なにより評価したのが、4走前の3勝クラスの美浦Sでの5馬身圧勝で、「自分の形に持ち込めた時の強さは、しっかりと証明している」と信頼したのです。また、「コンビを組む西村淳騎手は、過去4度騎乗して勝ち鞍も挙げており、この馬のクセは掴んでいる」と強調。さらに「ハンデ55キロも手頃で、絶好の2番枠を引き当てた」と、「展開指数」トップ馬の単騎逃げに期待しました。
馬券は、馬連38.7倍を3,000円と厚く的中。11万円超の払戻金を獲得しました。
予想結果は
こちら。