▲昨年はジャックドールが優勝(撮影:高橋正和)
今年の札幌芝は開幕週が週中降雨の影響もなく、路盤の状態は良好。末脚のスピードを発揮しやすい。1800m以上でも上がり33秒台を出して連対した馬が複数出たように走りやすく、コース取りや位置取りによる偏りもみられず、末脚の要求度が高い状況だった。
2週目も週中降雨の影響はぼぼなく、標準的な馬場コンディション。走りやすい状態。
3週目は週末金曜の雨量が多く、土日ともに前日から当日にかけての雨が残り、重めの馬場コンディション。
4週目も前週の傷みと週中の雨が残り、良馬場発表でも走りづらい状態になっていた。
今週からはCコースに替わり、現時点の天気予報からは降雨の影響もなさそうだ。開幕週ほどとはいかなくとも、2週目程度の標準的な馬場コンディションが想定される。
近年、札幌記念は重めの馬場コンディションで行われるケースが多く、標準的な馬場コンディションだったのは過去10年でも2014年、2020年、2021年の3回しかない。
2021年はAコースを使用して行われていたため、今年想定される標準的な馬場コンディション、Cコースを使用して行われたのは2014年と2020年の2回。
この2回では3着内に好走した6頭のうち5頭が上がり3位以内。2020年は上がり1位が1、2着。トラックバイアスは2014年を「超差し有利」、2020年を「差し有利」と判定している。
末脚のしっかりしたタイプ、なかでも内枠から狙いたい。
▲シャフリヤールに期待したい(撮影:下野雄規)
シャフリヤールは国内で走った際、馬場コンディションが「重い」だった神戸新聞杯を除けば、安定した内容。
馬場コンディション「軽い」だったのは過去2戦。毎日杯、日本ダービーともに非常に優秀なパフォーマンスを披露。
ベストは軽めの馬場コンディションだが、今回想定される標準的程度の馬場コンディションでも末脚は上位。
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