競馬専門紙「馬サブロー」が誇るパドックの達人・吉田順一トラックマンに小倉2歳S出走予定馬の中から4頭の馬体診断を行っていただきました。
(デイリースポーツ 馬サブロー・吉田順一)
キャンシーエンゼル栗東・鈴木孝志 牝2

▲8月23日撮影(c)netkeiba.com
馬体重以上に細く見せるが、これは脚の長さと胸囲の狭さやトモ高で前駆体形によるものが大きい。また後方からの撮影やクビをこちらに向けていることも多分に影響している。立ち爪+立った短いつなぎで回転の速いピッチ走法。トモの丸みはあるがこぢんまりとしており、追って味はなくスピード+先行力を生かすのが現状はベターだ。皮膚は薄く好仕上がり。
パッシングシャワー栗東・安田翔伍 牡2

▲8月24日撮影(c)netkeiba.com
クビ差しは短くて太くたくましい前腕。キ甲は抜けて背中は短く腹袋があり、トモは丸み十分でパンパンに張っている。古馬と間違えそうなぐらいの姿形だが、スピードと切れというよりはパワーが勝っている印象。