![馬場虎太郎](https://cdn.netkeiba.com/img.news/style/netkeiba.ja/image/column/baba/230829baba1.JPG)
▲昨年はカラテが優勝(撮影:下野雄規)
新潟芝外回り全体の傾向でみると、本来は外有利率が高い。
昨年の新潟記念もトラックバイアスは「超外有利」と判定。一昨年の新潟記念もトラックバイアスは「超外有利・差し有利」と判定している。
今夏の新潟芝外回りもほとんど雨が降らなかったため、割合としては外有利になることが多かった。
しかし、新潟記念は「内有利」になる年が多い。
2020年、2019年の新潟記念はどちらもトラックバイアス「内有利」と判定。特に2019年は典型的なパターンだった。
このレースを迎えるまでは外有利な決着が続いていた影響で、ほとんどの馬が内を通らないレースになったが、結果として掲示板にのった5頭のうち4頭が4枠より内。唯一5枠より外から掲示板にのった4着のブラックスピネルは逃げて終始馬群の内側を走っていた。
騎手含む陣営が外差しの馬場を意識すると、ペースやコース取り自体がそれまでと変化する。具体的には極端なスローペースや大逃げでペースが乱れることによって、後方からでは物理的に届かないレースや、インコースを避け馬群が外側に寄ることによって、相対的に内を通った馬が恵まれるレースが発生するのだ。
先週のメインレース、新潟2歳Sをみても、各馬がインコースを避けて走らせる傾向がみられるようになってきている。開催最終日でさらにエスカレートすると外枠はレースがしづらくなってしまうだろう。今年も結果的に内有利な状況には警戒したい。
ここはあえて、内有利のレースになり、一瞬の脚で抜け出せる馬を現段階では推奨する。
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▲グランオフィシエに期待したい(撮影:高橋正和)
グランオフィシエの前走七夕賞はトラックバイアス「内有利・ 」と判定。内枠が恵まれたレースで、外枠は難しかった。
仕掛けられてからの反応は速いが、使える脚は一瞬。本来、直線が長く軽い馬場の新潟に向いているとは言い難いタイプだが、内有利な状況になるようであればその長所を活かせる。
土曜の段階でも、どの騎手も「外有利」と意識するような馬場なら、内が有利になりそうだ。馬場の流れを読んだ最終見解はウマい馬券で公開する
殿堂入り予想家となった馬場虎太郎の新潟記念の予想はレース当日までにウマい馬券で公開!