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【#19】「明日には帰ります」夫から突然送られてきたLINEメッセージに鬼嫁困惑!?

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  • 2023年09月03日(日) 18時01分
shirahama

▲落馬事故後初めてLINEメッセージが届き…?(撮影:桂伸也)


障害ジョッキーの白浜雄造騎手の奥様が、昨夏の落馬から復帰を目指して奮闘する夫と家族のリアルな姿を描く新連載。

小倉にあるリハビリ病院へ転院した後の生活にも慣れ、次は自宅付近でもある関西のリハビリ病院への転院の検討も始めます。

そんな中、雄造騎手から突然「明日には帰ります」というLINEメッセージが! しかし、やり取り2ターン目でさっそく鬼嫁の逆鱗に触れ…?

「やり取りの2ターン目でさっそく怒りを覚えました(笑)」


 10月12日(水)。

 小倉リハビリテーション病院での生活にも少しずつ慣れた頃、友人のみっちゃんの知人で、京都の大病院で事務長を務められていた女性からアドバイスをいただく機会がありました。

 いわく、「関西のリハビリ病院へ転院をご希望であれば、早急に動かれたほうがいい。リハビリ病院間の転院は、制度上は可能で前例もあるが、病院の事務方なども関わってくる話なのでスムーズに進むかどうかはわからない。難しい場合が多いので、とにかく早め早めに動いたほうがいい」とのことでした。

 転院は年末から年明けを目処にと聞いていたので、もう少ししてから探すつもりだったのですが、このアドバイスを受け、転院先となる関西のリハビリ病院についても考えることにしました。

 後述しますが、先の事務長がおっしゃった通り、実際に転院はスムーズに進まず…。早めに探しておいて本当によかった。このアドバイスがなければ、転院時期が大幅に遅れていたかもしれません。

 関西地区にはたくさんのリハビリ病院があり、何を基準に選べばいいのかとても迷いました。知り合いの医療従事者の方々に相談もしたのですが、「ここ!」というところを見つけることができませんでした。

 関西への転院後は、リハビリ病院での入院期限が満了する3月末まで入院をしてリハビリに取り組みます。3月末の時点で自宅に戻ることができる状態まで回復していれば、自宅からリハビリ病院に通院することになります。

 通院リハを受けることを見据えて、通院リハも受け入れていて、なおかつ自宅から通いやすい滋賀の病院に転院するのか、今の夫の症状をより改善してくれそうな設備や人員が整っている京都や大阪の病院に入院するほうがいいのか……とても迷いました。

 可能性はかなり低いとは言われていましたが、3月末の段階で介護が必要な状態であることも考えられるとのこと。そうなった場合、今度は介護病院へ転院することになります。

 3月末といえば、息子の小学校入学を控えたとても大切な時期。何が何でもスムーズに転院してもらわなければならなかったため、系列に介護病院を有する病院を選ぶ必要もありました。

 いろいろと調べていくなかで、各病院が日常生活動作と認知機能の障害の程度を評価する数字をもとに、入院してきた患者がどのくらい回復することができたのかを数値化し、公表していることがわかりました。FIMと呼ばれる機能的自立度評価表です。

 利得と呼ばれる入棟時と退棟時の運動FIMの改善点数、効率と呼ばれる利得を在院日数で除したもの、すなわち一日あたりの運動FIMの改善点数が公表されていました。

 これらの数字が全国的に見ても驚異的に高く、通院リハの施設もあり、系列に介護病院もある京都の病院を第一候補に決めました。ほかにもいくつかピックアップし、担当のソーシャルワーカーさんから、それぞれの病院へ転院調整のご連絡を入れていただくことになりました。

 10月17日(月)。

 子供をお風呂に入れ終えて、ふとスマホを見ると、なんと夫からのメッセージ通知が!

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1981年9月9日生まれ。2015年に障害騎手の白浜雄造と結婚。1男1女をもうける。結婚前は四位洋文調教師や福永祐一調教師(両名、当時騎手)らが所属していたマネージメント会社にてマネージャーを務め、TV番組収録やイベント等、様々な現場で騎手をサポート。福永調教師の引退までの16年間はバレット業務も兼任。福永厩舎開業後は経理兼秘書業務を担当予定。現在はオンラインサロン「福永祐一 競走馬研究所」の運営スタッフを務める傍らフリーランスとして活動中。新たな目標のアイシングクッキー講師としても活動すべく準備中。(旧姓は坪田、また戸籍上の表記は幸子)

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