競馬専門紙「馬サブロー」が誇るパドックの達人・加藤剛史トラックマンに紫苑S出走予定馬の中から7頭の馬体診断を行っていただきました。
(デイリースポーツ 馬サブロー・加藤剛史)
ヒップホップソウル美浦・木村哲也 牝3
▲8月30日撮影(c)netkeiba.com
背中のラインや少しお尻が下がった姿形はフェアリーSを勝った母ダンスファンタジアによく似ており、マイラー色の出た体形。コースロスなく立ち回れたとはいえ、内から見せ場を作ったオークスの6着は立派だ。重厚でボリュームのある大型馬だけに腹周りには余裕を感じさせるが、皮膚を薄く見せており、1週前の追い切り内容も絶品だった。
モリアーナ美浦・武藤善則 牝3
▲8月30日撮影(c)netkeiba.com
父エピファネイア産駒らしさは一切なく、母父ダイワメジャーの豊富な筋肉量を受け継いだ馬体。短めの首差しと背中の長さからも距離には限界を感じさせる。