こちらのコラムでは、俺プロ出身の奇才「のれん」氏が当週の重賞注目馬を公開。9月は1週目に続き2週目も勝ち越しと絶好調なのれん氏に、ただ強いというだけでなく、馬券で期待値がとれそうな「妙味ある馬」を紹介していただきます。
今週のれん氏が注目したのは、阪神競馬場で行われるローズステークス(GII)。実力派の見解を、ぜひ予想の参考にお役立てください!
紛れにくい阪神1800m
先週のセントウルSは、このコラムでも内回りで最初のコーナーまでが短いため逃げ馬が強いコース設定と書いた通り、単勝万馬券のテイエムスパーダがそのまま逃げ切りを決めた。
一方でローズSが行われる1800mは対照的に外回りで向こう正面を一杯に使うコース設定なので枠順の有利不利も大きくなく、さらにコーナー角も緩く直線も長いので非常にフラットで能力を出しやすいコース。人気馬の成績を見ても単勝回収率を除きすべてで平均を上回る数字を出している。
フラットなコースにもかかわらず近10年全てで6番人気以下の馬が馬券に絡んでいるように堅く収まっていないのは、ひとえに前走オークス組の不振によるもの。これは過去に人気を裏切った馬を見てもレッドオーヴァル・レッツゴードンキ・アットザシーサイド・レーヌミノル等の後から考えればどう考えても距離が長い馬が人気しているように、多くの馬が800mの距離延長で2400mを走らされるオークスはあまりにも特殊条件なので、たとえ大きく敗戦しても度外視されやすく、G1を走っているのだからG2のここなら強いはずという心理で過剰に買われる背景があると推察する。
ただ近年は秋華賞へ向けて賞金の足りている馬は直行になるケースも多く、前走オークスからのローテーションの馬は減少傾向で、今年も全く人気にならないだろうレミージュを除けば2頭だけ。
つまり前走オークスを走っていたからというだけで能力以上に評価される馬が少なくなり、今年からは中京2000mからより紛れにくい阪神1800mに開催が戻るためこれまでのローズSのように毎年のように荒れ気味の結果が続くとは考えにくい。条件戦を走ってきた組の中から能力が高く、できればオッズがつく馬を見抜くことが重要になってくるだろう。