今週末はセントライト記念!
血統ビームを駆使した亀谷敬正の予想を重賞限定で公開!
鋭い着眼点に基づく見解は誰が読んでもタメになります。
以下よりぜひご覧ください。
亀谷敬正の予想を見る根幹距離GIを勝つ馬に鬼門のレース
過去10年のセントライト記念に出走、その後平地GIレースで優勝した馬は、キタサンブラック、タイトルホルダー、アルアイン、アスクビクターモアの4頭。また、複数回GIを連対したのはステファノス。
興味深いのは、この5頭のうちキタサンブラックを除く4頭はセントライト記念で敗れていること(キタサンブラックも当レースの前はGI未勝利)。
当レースはGIレースが行われない舞台。かつクラシックGIも行われない距離。例外的に東京競馬場が改修工事の際に(2002年)当コースでジャパンカップが行われましたが、当時のジャパンカップは1、2着ともに外国生産、調教馬。この年のジャパンカップで外国調教馬が1、2着した以降、外国調教馬の1、2着は一度もありません。それぐらい中山芝2200mは、日本のGI馬が能力を出し切るのが難しいのです。
このように、競馬は要求される能力の方向性が一定ではないゲーム。その能力の方向性は血統に現れることを20世紀(30年前)から提唱したのが血統ビーム。過去20年のセントライト記念で単勝最高配当で優勝したのは06年のトーセンシャナオーでしたが、その際も、今のコラムで書いていることと、ほぼ同じことを書いてトーセンシャナオーを本命にしました。30年前からこの論理、概念を知っているのと知らないのでは、その後のビッグデータ時代のデータ分析精度も大きく変わることでしょう。
400mで割り切れない独特の距離のことを、我々は「非根幹距離」と呼んでいるわけですが、この距離に滅法強い馬を出す種牡馬がマンハッタンカフェ。
芝2200mで行われるエリザベス女王杯では、2016年に産駒が1、2着。馬連は13710円の万馬券。同産駒のルージュバックも重賞4勝はすべて400mでは割れない距離の1800mと芝2200m。中山芝2200mのオールカマーも優勝。当時の当コラムでも今回と同じようなことを書き、ルージュバックを本命に推奨。当時そのコラムを読んだルージュバックの関係者からも「非根幹距離って、やっぱりあるんですね」とお声がけいただき、競馬談議に花が咲いたことも懐かしい思い出です。
シャザーンの母はクイーンズリング。2016年のエリザベス女王杯の勝ち馬。400mで割れない1400m重賞を2勝。1800m重賞も2200m重賞も優勝。歴史的名馬キタサンブラックが出た17年の有馬記念では2着。なお、クイーンズリングは400mで割れる根幹距離重賞は全敗しています。非根幹距離という概念を象徴する名馬でした。
シャザーンの父はロードカナロア。自身はスプリント指向のマイラーでしたが、産駒は芝中距離GI馬も複数出しています。そうなるのは、母馬の個性を引き出しやすいから。シャザーンも母馬の個性と強くリンクしているのであれば、当舞台でこそ非凡な才能を発揮することでしょう。
著しい成績を挙げ、殿堂入り予想家となった亀谷敬正のセントライト記念予想はレース当日までにウマい馬券で公開!