2頭は単なる好走馬にとどまらない価値あり
オールカマーはさすが別定GIIというか、過去10年を見ても前走リステッド以下からの優勝がない。2着も、昨年準オープン勝ち→オールカマー2着のロバートソンキーしかいない。3着した馬も3頭のみだ。
強いのはやはり前走海外も含めたGI組で、過去10年[6-5-3-23]。ただGI組が1~3着を独占したのは18年(該当5頭で1、2、3、7、11着)だけで、15~17年は1、2着しているが、19年は該当3頭で1着馬のみ、20年は該当2頭で5、8着、21年は該当5頭で1、3着、そして22年は該当4頭で3着以内なし(5、6、8、11着)だった。
今年は前走GI組が4頭いるが前走で馬券に絡んだ馬はおらず、近年の流れからしても馬券に絡むのは1頭か多くて2頭、ということは前走GII・GIII組にある程度の出番は回ってきそうだ。
過去10年の前走GII・GIII組は[4-4-4-66]なのだが、この馬たちは前走着順の良かった馬が素直に走る傾向にある。
13年にヴェルデグリーンが新潟大賞典10着からオールカマー優勝しているが、基本的には前走で3着以内の馬を狙ったほうが話は早い。
今年は前走で重賞勝ちのエヒトとローシャムパークが該当。エヒトは58キロ、ローシャムパークは1番人気で勝ってきたので単なる好走馬にとどまらない価値があり、GI組を食うくらいの活躍を期待したい。