競馬専門紙「馬サブロー」が誇るパドックの達人・加藤剛史トラックマンにスプリンターズS出走予定馬の中から12頭の馬体診断を行っていただきました。
(デイリースポーツ 馬サブロー・加藤剛史)
オールアットワンス美浦・中舘英二 牝5

▲9月20日撮影(c)netkeiba.com
1年ぶりの実戦となったアイビスSDで2年ぶりの勝利。18キロ増で以前よりもボリュームアップした姿だったが、素晴らしい末脚で速さ健在をアピールした。その前走と比べるとトモの膨らみが物足りず、腹目もスッキリとしすぎている感じ。坂のある中山に舞台が替わるので、もっと背腰の力強さを見せて欲しいところだ。
キミワクイーン美浦・奥村武 牝4

▲9月20日撮影(c)netkeiba.com
詰まった背中でトモが落ちた体形。ボリュームのある上腕と比べ後ろが薄く華奢に見せるが、タフな馬場、坂のある舞台も問題なくこなせる傾向。馬体重も440キロ台で安定し、北海道帰りでも引き続きフックラ丸みのある馬体を維持できている。爪の状態は少し気になるが、1週前の調教はビッシリと併せ馬で攻められていたし、馬は元気で健康状態は良好。
ナランフレグ美浦・宗像義忠 牡7

▲9月21日撮影(c)netkeiba.com
撮影にも慣れた様子で、四肢をそろえた綺麗なポージングができるようになっている。母父ブライアンズタイム譲りの立派な腹袋を持ちボッテリとは見せるタイプだが、