スマートフォン版へ

【京都大賞典予想】まだまだ底を見せていないブローザホーンが秋の大舞台に向けて勢いをつける/倉本匠馬

  • 2023年10月06日(金) 18時00分
  • 4

ブローザホーンの好走に期待(撮影:下野雄規)



展開予想
スローペース

《一言コメント》
典型的な逃げ馬がいるメンバー構成も、中長距離のレースらしく先行馬が少ないメンツでペース自体はかなり落ち着きそうです。また、開幕週なのである程度のポジションを取っておく必要がありそうで、上手く流れに乗れる馬を中心に組み立てたいところでしょうか。基本的には実力差がハッキリしたレースなので、上位の馬の中でしっかりと軸を選んで美味しい配当を狙いたいところです。

各馬の並び
逃げ
アフリカンゴールド

先行
アイアンバローズ

差し
インプレス
ウインマイティー
ディープボンド
ビッグリボン
ヒンドゥタイムズ
ヒートオンビート
プラダリア
ブローザホーン
ボッケリーニ
マイネルウィルトス

追い込み
ヴェラアズール
ゼーゲン

Vポジション候補
開幕週の上にかなりペースが緩んだ競馬になりそうなので、
【先行馬と好位勢、直線で外から飛んでくる差し馬】
としておきます。

主に有力馬で該当するのは、
1.ブローザホーン
2.ディープボンド
3.ボッケリーニ
となりそうだ。

有力馬解説(A~Eの5段階評価)
1.ディープボンド
展開◯ 馬場◯ コース◯
前走は好メンバー相手に大善戦の5着で、今回の相手関係ならば十分に勝ち負けできるポテンシャルがあるだろう。また、京都との相性や当日の雨予報もプラスで、ポジションさえしっかり取れればチャンスは大きい。ここは大きく逆らえない1頭になりそうで、基本的には上位評価すべきである。

総合評価
B

2.ブローザホーン
展開◎ 馬場◯ コース◎
近走の完成度の高い走りは評価できるポイントで、距離とコース適性に関しても全く問題ない。ただ、このタイミングでの乗り替わりだけは不安要素で、外回りに乗り慣れていないジョッキーを踏まえてもその点についてはかなり怖いと言える。ただ、ここをポテンシャルで乗り越えれば秋の大舞台も狙えそうで、試金石となる一戦となりそうだ。

総合評価
B

3.ヒートオンビート
展開◯ 馬場◯ コース◯
東京コースとの高い適性を感じさせる前走で、今回は京都2400mに替わってどこまでやれるかだろう。また、距離短縮とスローペース濃厚のメンツはやや不安で、川田騎手のポジション取りが鍵となりそうである。もちろん相手には取り上げておきたいが、今回に関しては2、3着までの評価が妥当と見ている。

総合評価
C

4.ヴェラアズール
展開◯ 馬場◯ コース◯
そもそもはこのメンツだと格上の存在で、昨年のジャパンCほど走れれば力が違う。ただ、脚質的に若干不安がある印象で、松山騎手の手腕が問われるレースとなりそうである。とは言いつつも、人気を落とすことは事実なので、その点を含めてどのような印を打つのかしっかり吟味したいところだ。

総合評価
C

オススメの穴馬
1.ボッケリーニ
展開◎ 馬場◯ コース◯
近走の走りを見てもGI路線ならばパンチ不足も、このクラスならば上位に来る力のある馬。また、自在性のある競馬が魅力的で、開幕週の京都で持ち味を最大限に発揮しそうである。ここは相手に必ず取り上げたい1頭で、馬券に絡めば美味しい配当が期待できそうだ。

総合評価
C

以上のようにそれぞれ計5頭をピックアップした上で、5段階評価で上位の馬をジャッジした。今年の京都大賞典に関しては、開幕週の馬場状態の上にスローペース濃厚なのでその点を注意したいところで、基本的には好位勢中心の組み立てで問題ないはず。その中で、実力や枠順を見た上での並びを正確に把握して、しっかりと美味しい配当をゲットしたいレースだ。筆者から見て今後大きな舞台で勝てるポテンシャルのある狙いたい馬がいるので、相手は必ず見逃さずに確実に馬券をゲットしたい。ぜひ読者の方は月曜日の最終的な◎のジャッジに期待して頂き、今週三日間で行われる3重賞をチェックして欲しいところです。



■プロフィール
倉本匠馬(くらもとたくま)
 インターネットメディア(ブログ・Twitter)などで競馬予想家アドマイヤ君として自らの予想術を駆使して、多数の読者・フォロワーを集める。無料・有料メールマガジンでの予想配信も行う。

【経歴】
2013年 マイナビ主催の競馬予想登竜門で優勝し、競馬予想GP公認プロとしてデビュー
2014年 倉本匠馬に改名。重賞レースで年間約140%の回収率をたたき出す
2015年 ほぼ4年に渡り競馬予想GPにて中央競馬予想家2位を継続。(2017年現在も)また、重賞レースで年間116.6%、G1レースでは232%の回収率を計上。
2016年 e-SHINBUNにおいて『fourmarks~新星競馬予想家の多角分析~倉本匠馬produce』の新聞販売開始。

【予想を主としてるファクター】
展開予想
→Vポジションという理論を使い、そのレースの中で最も恵まれるポジションを割り出し、勝ち馬を見つけ出す。

Vポジションとは
『その競馬場のコース形態や距離、当日の馬場状態、メンバーなどを考慮した上で、勝つ可能性が高い位置取りのこと』です。各レースの逃げ馬から最後方までの馬の並びやペースなどを予測し、そこから一番有利に働く馬のポジションを導き出し、勝ち馬を見つけ出す理論。

高回収率をたたき出す馬券のプロたちは、どのような視点で重賞レースにアプローチをしているのか。ときに冷静に、ときに大胆に直球勝負で攻める予想家たちの熱き見解は必見。 関連サイト:ウマい馬券

バックナンバー

新着コラム

アクセスランキング

注目数ランキング