▲「みんなのKEIBA」など競馬メディアで活躍を続ける細江純子さん(撮影:福井麻衣子)
ホース・コラボレーターとして「みんなのKEIBA」などに出演。パドック診断が好評な細江純子さんに菊花賞出走予定の有力馬10頭の馬体診断を行っていただきました。
ソールオリエンス美浦・手塚貴久 牡3
▲10月11日撮影(c)netkeiba.com
夏を越しての前走が、体重的にも見た目的にも、さほど成長したようには感じなかったのですが、1度叩かれての今回、筋肉量がアップしてたくましいメリハリのあるボディーに変化。素晴らしいと思います。もともとが牝馬のように線の細さが目立つ体付きでしたが、1戦毎に雰囲気を変え、ダービーではオトコ馬らしいボディーに。また、父譲りの良さでもあるトップラインの繋がりも保っており、全体的に窮屈さもない立ち姿勢。このバランスならば、皐月賞のようなコーナリングでのブレも軽減されるようにも思えますし、削がれるところを削ぎながら、力強さ溢れる体になっていると思います。
サトノグランツ栗東・友道康夫 牡3
▲10月12日撮影(c)netkeiba.com
ほんとに凄い。前走の神戸新聞杯では、体重こそ+2kgでしたが、ズンドウぽかった春とは違い、メリハリのあるボディーに成長。さすが馬の成長過程にあわせた馬作りをする友道厩舎のノビシロを感じさせる変貌振りでした。そして今回ですが、レコード勝利の後の疲れが心配されましたが、馬体減りすることもなく、より凛々しい立ち姿に。しかも顔つきまで変わり、キリリした精悍さ溢れる大人のオトコに。春までのスパッと反応できないのは、性格的なものもあったとは思いますが、それ以上に体そのものが子供でした。前走もズブサを見せながらも、最後に瞬発力を見せたのはネジがしまり、動ける身体になったことも大きく、今回も素晴らしい走りが期待できると思えます。