東京芝1400で行われるおなじみの2歳重賞。近年はオオバンブルマイ、モントライゼ、タイセイビジョン、トウシンマカオ、モンドキャンノ、ビアンフェ、レーヌミノル、カルリーノと、ノーザンテーストの血を引く馬の好走が目立つ。またオオバンブルマイ、キングエルメス、モントライゼ、ファンタジスト、ビアンフェと、ストームキャット〜ストームバードの血を引く馬も上位を賑わせる。取り上げた5頭ではミルテンベルクがノーザンテーストを、アスクワンタイムとゼルトザームがストームキャットをもつ。(解説:望田潤)
アグラード ニジュウダンサーの甥で、母ヴィータアレグリアはマリーンC勝ち馬。牝祖クラッシーキャシーは北米G1を3勝した一流馬でここからリエノテソーロなどが出る。父ニューイヤーズデイはBCジュヴェナイルの勝ち馬でマキシマムセキュリティなどの父。2歳が日本での初年度産駒。父の産駒は芝ダ兼用のマイラーが多いが、本馬はブールヴァールの牝馬クロスでワイルドリスク的な斬れ味を秘める。追って味があり東京向きなので末脚を伸ばしてくるだろう。
距離○ スピード○ 底力◎ コース◎
アスクワンタイム ファンタジストやボンボヤージの全弟で、コロラトゥーレの半弟で、ブリリアントアスクの甥。牝祖ディアーミミの孫にBCジュヴェナイルのミッドシップマンがいる。