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【エリザベス女王杯】「今回もハナに行く馬、いないでしょ?」府中牝馬Sを制したディヴィーナとGI制覇に挑む!

  • 2023年11月07日(火) 18時02分
ミルコレビュー

▲前走のレース前、佐々木オーナーや大江助手から掛けられた言葉とは?(撮影:下野雄規)


今週末行われるGI・エリザベス女王杯に出走予定のディヴィーナは、ミルコ騎手とのコンビで4戦して3連対。前哨戦の府中牝馬Sを制し、重賞初勝利を挙げました。

その前走では、勝ちきれなかった近走の競馬から一転して逃げの手に出ましたが、その選択の裏にはレース前の佐々木オーナーや大江調教助手との会話も──。

ヴィクトリアマイル4着以来のGI挑戦に向け、前走の振り返りと手応えを伺いました。

(取材・構成=森カオル)

「後ろで我慢我慢の競馬になるのは嫌だった」


──今週はディヴィーナでエリザベス女王杯に参戦。前走の府中牝馬Sは、中京記念2着、関屋記念2着から念願の重賞初制覇となりましたね。

ミルコ ずっと乗せてもらっていたから、めっちゃうれしかった! オーナーの佐々木(主浩)さんも、めっちゃ喜んでくれました。佐々木さん、今年はディヴィーナで府中牝馬Sを勝つまで、1勝もしていなかったんだって。僕、知らなくて、ビックリしました。あの勝負服、強いイメージがあるから、もっと勝ってると思ってた。

──私も知りませんでした。まさか今年の初勝利だったとは。

ミルコ レース前、パドックでお会いしたとき、「ずっと乗せてくれてありがとうございます。いつも勝てなくてごめんなさい」と謝ったら、「いやいやミルコさん、こちらこそありがとうございます。頑張りましょう!」と言ってくれました。そのあと、地下馬道で大江さん(友道厩舎の調教助手)に「大江さん、どんな乗り方してほしい?」って聞いたら、「ミルコ、あなたはずっと乗っているから、もうお任せです」って。なんかめっちゃうれしかったなぁ。

ミルコレビュー

▲大江助手「ずっと乗っているから、もうお任せです」(ユーザー提供:じゅんさん)


──いつもは指示があるのですか?

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1979年1月11日、イタリア生まれ。弟のクリスチャン・デムーロはイタリアのジョッキー。1997年から4年連続でイタリアリーディング。1999年に初来日。2003年、ネオユニヴァースの皐月賞でJRAGI初制覇。続くダービーも制し、外国人ジョッキー初の東京優駿制覇。2015年3月1日付けでJRAジョッキーに。

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