今年は2019年以来、4年ぶりに京都芝内1200での施行。ネロやダノンスマッシュなどがもつストームキャット、ライトオンキューなどがもつゴーンウエスト、イッテツなどがもつグリーンデザート、アイラブテーラーなどがもつハビタット、これらは芝短距離向きのスピードがあり、京都の下りを利してスピードに乗れる走法を伝える血だ。春の葵Sもストームキャットをもつ馬が1〜3着を占めた。取り上げた馬ではエイシンスポッター、キミワクイーン、ジュビリーヘッドがストームキャットの血を引く。(解説:望田潤)
エイシンスポッター コスモインザハートやエイシンムジカの下で、バリーローンS(愛G3・芝12F)勝ちステラーマスの甥で、母マーゼリンはサンタマリアH(米G1・AW8.5F)2着。父エイシンヒカリはディープインパクト×ストームキャットの黄金配合で香港Cやイスパーン賞に勝った。本馬やエイシンヒテンが代表産駒。典型的な短距離の差し馬で、母系のハビタットの影響が強い。京都芝1200は不良の鞍馬S勝ちがあるが、良でも斬れるのでは。
距離◎ スピード○ 底力○ コース◎
キミワクイーン ショウナンタイガの姪で、母チェリーペトルズはJRA2勝(ともに芝1200)。近親にニシノデンジャラスやニーマルオトメなどがいる。