【ジャパンC予想】初期は海外馬優勢→中期は日本馬優勢→後期は牝馬優勢→最新は牡馬優勢
海外馬の取捨は〇〇〇の有無に注目(〇〇〇有り馬の掲示板内入線は05年以降9頭中4頭⇔〇〇〇無し馬は56頭中3頭のみ)
ジャパンCは「世界に通用する強い馬づくり」をスローガンに1981年に創設されたレースです。その創設当初は外国馬が圧倒的優勢でしたが、1998年からは形勢一変して日本馬が優勢となり、そして2009年にウオッカが日本の牝馬として初優勝して以降は牝馬の活躍が顕著(2009年から2013年まで5年連続で牝馬が1位入線)となり、2014年にエピファネイアが6年振りに牡馬として1位入線を収めて以降は牡馬のやや優勢(女傑アーモンドアイ以外では7年中6年で牡馬が1位入線)に揺り戻されて今に至る、というのが大まかな歴史的な流れです。
その牝馬が09年から5年連続で1位入線していた時期のジャパンCは、総じて道中でペースが緩む形での上がり特化勝負になりがちで、上がり3F33秒台→上がり1F11秒台の決め手比べで“牝馬のキレ”が物を言う決着になっていました。
その風向きが変わったのが14年で、牝馬時代の09~13年と牡馬時代の14年以降を比較すると、総じて道中でペースが緩みづらい形での非上がり特化勝負になりがちで、レースの上がり3Fタイムと勝ち馬の上がり3Fタイムは1秒ほど掛かる様になり、また上がり1Fタイムもほぼ毎年12秒台掛かるようになったことが、体力と馬力で勝る牡馬の巻き返しに繋がっているものと考えられます。
近5年では牡馬3勝・牝馬2勝という互角に近い星の並びとなっていますが、