フェブラリーSの覇者レモンポップと、5戦5勝の怪物候補セラフィックコールの初対戦に注目が集まるチャンピオンズC。初の1800m、初のGIと、上位2頭に不確定要素があるため人気は割れそうです。過小評価されやすい馬を探すために作られた「妙味度」は、どの馬を軸に選ぶのでしょうか?
(取材・文・構成=オーパーツ・パブリッシング編集K3)
妙味度では人気上位2頭に大きな差あり!
編集K3(以下、K3) 先週のジャパンCは素晴らしいレースでしたね。馬券はハズれてしまいましたけど、見たいものが見られたので満足です。
卍 パンサラッサが大逃げして、タイトルホルダーとイクイノックスが2、3番手追走。それをリバティアイランドがマークする。あれは歴史に残る名勝負ですよね。
K3 やっぱり強い馬同士の初対戦は見ていて楽しいですね。
卍 そういう意味では、今週のチャンピオンズCも期待できますよね。5戦5勝の怪物候補セラフィックコールと、国内では連を外したことがないレモンポップの対決です。
K3 セラフィックコールがGIでも突き抜けるのか、レモンポップが1800mでも強いのか。予想するのも楽しいですよね。
卍 では、さっそく総合妙味度を見ていきましょう。
単勝予想オッズ=1〜5番人気馬の総合妙味度
1 セラフィックコール(3.8倍) 101.9
2 レモンポップ(3.9倍) 89.2
3 テーオーケインズ(10.6倍) 106.5
4 ハギノアレグリアス(11.5倍) 105.6
5 アイコンテーラー(11.5倍) 99.0
※想定騎手は上からM.デムーロ、坂井、松山、岩田望、モレイラ。想定オッズは1日10時時点。
K3 セラフィックコールは100を超えてきましたけど、レモンポップは89.2しかありませんね。
卍 以下の3項目が低すぎましたね。
Lemon Drop Kidの中京競馬場 44
Lemon Drop Kidの中距離 38
Lemon Drop Kidの5歳以上 21
K3 中京ダ1800mでは過信してはいけないということですね。そして、「儲かる軸馬」はテーオーケインズになりますね(※「儲かる軸馬」は予想1〜3番人気のなかで最も総合妙味度が高い馬)。
卍 テーオーケインズの高得点項目はこのようになっています。
松山弘平騎手のダート 106
松山弘平騎手のオープン(重賞含む) 103
シニスターミニスターの中京競馬場 115
シニスターミニスターのダート 114
シニスターミニスターの中距離 116
シニスターミニスターの左回り 111
シニスターミニスターの5歳以上 103
シニスターミニスターの距離短縮 118
高柳大輔厩舎の中京競馬場 116
高柳大輔厩舎のダート 106
高柳大輔厩舎の左回り 106
高柳大輔厩舎のオープン(重賞含む) 104
高柳大輔厩舎の5歳以上 104
K3 やはり、ダートはシニスターミニスター産駒の妙味度が高くなりますね。
卍 全体で一番儲かる種牡馬ですから(画像は電子書籍『中央競馬 妙味度名鑑 2023』のシニスターミニスターのページ)。