チャンピオンズCで3歳馬ながら2番人気に推されたセラフィックコール (c)netkeiba.com
5戦無敗の3歳馬・セラフィックコールと挑んだチャンピオンズCは、まさかの10着敗退。レース翌日の取材にも、ショックを隠し切れない様子のミルコ騎手。課題のスタートから、道中の押し上げ、そして直線の反応、それぞれの感触を振り返ります。
最後は今後の成長に期待を寄せつつ、「すごくパワーになった」というファンの声援に感謝の言葉も。
(取材・構成=森カオル)
ミルコ騎手の叱咤にも反応なく…
──チャンピオンズCのセラフィックコールは10着。
ミルコ たくさんの人に応援してもらったのに…。最悪な気分です。本当に残念だった。
──4コーナーまでは、いい感じに見えたんですけどね。
ミルコ スタートはいつも通りゆっくりだったけど、躓くのだけが怖かったから、ちゃんと出てくれてよかった。そのあと、自分のペースで走っていたら後ろになってしまったけど、向正面ではすごくいい感じで上がって行って。スーッと上がっていけたら、「ああ、これはいいかな」と思ったんだけどね。
──前走のみやこSは、道中追い通しでしたものね。
ミルコ そうです、そうです。前走はムチを入れながら、ずーっと追ってました。でも、今回は本当にスムーズに上がっていけたから、僕、驚いてました。「これは負けない」と思った。