▲ゴールデンイーグルを制したオオバンブルマイ(提供:岡浩二オーナー)
オーストラリアのゴールデンイーグルを制覇したオオバンブルマイ。日本馬初参戦にしていきなりの勝利、さらには高額賞金獲得で大きな注目を集めました。
その舞台裏については、藤井勘一郎騎手特別レポートを掲載しましたが、その中でこのレースの大きな特徴として挙げられたのが「賞金の10%を任意の福祉団体に寄付する」というもの。そしてこのたび、オオバンブルマイの寄付先から喜びの声と写真が届いたのでご紹介します。
(取材・構成:大恵陽子)
「オオバンブルマイのおかげ」障がい者乗馬への貢献
1着賞金525万豪ドル(約5億円)で話題となったゴールデンイーグル。
夢ある賞金額ですが、その夢は馬主や厩舎関係者だけにとどまりません。その理由は、このレースがチャリティー要素を含んでいるという点。
優勝馬の馬主は賞金の10%を寄付することになっており、その寄付先は選べるようになっています。
そこで、オオバンブルマイ陣営が選んだのは「Riding For Disabled NSW」。
障がい者乗馬に貢献できるもので、実際に寄付を受け取った施設のうちの一つ「Riding For Disabled Association Ballina」から「おかげさまで馬場に屋根を取り付けることができました」と感謝の声が届きました。
▲馬場に屋根がついたことで、雨の日も快適に馬に乗ることができます(提供:中條大輝調教師)
完成を祝って乗馬クラブから招待されたのは、オオバンブルマイ陣営のサポートもし、現地で厩舎を開業する中條大輝調教師。
「オオバンブルマイのおかげです。関係者のみなさま、オーストラリアターフクラブのみなさま、そしてレーシング・ニューサウスウェールズのみなさんに感謝しています」
と乗馬クラブの方は話していたとのこと。
▲乗馬クラブ「Riding For Disabled Association Ballina」の施設(提供:中條大輝調教師)
「ハイチーズ」ではなく「オオバンブルマイ!」
この嬉しい知らせを日本に届けてくれたのは、オオバンブルマイ陣営に同行した藤井勘一郎騎手。