競馬専門紙「馬サブロー」が誇るパドックの達人・吉田順一トラックマンに朝日杯フューチュリティステークス出走予定馬の中から12頭の馬体診断を行っていただきました。
(デイリースポーツ 馬サブロー・吉田順一)
オーサムストローク美浦・伊藤圭三 牡2
▲12月6日撮影(c)netkeiba.com
440キロ前後のエピファネイア産駒だが、前腕はたくましくトモのボリュームと丸みも申し分ない。数字以上に体を大きく示し、あばらを見せて筋肉の質感は上々だ。キ甲の抜け具合と尻高体型、胸囲の狭さなどを考慮すれば成長の余地はかなり残しているが、今の完成度では好状態と言っていいだろう。つなぎのクッションは上々で、マイル〜二千の持続力型だ。
サトミノキラリ美浦・鈴木伸尋 牡2
▲12月6日撮影(c)netkeiba.com
デビュー戦は千二を選択し2戦目で順当勝ち。昇級戦は1Fの距離延長だったが連勝。今回はマイル戦だが、ビッグアーサー産駒らしい筋肉隆々の姿形、短いつなぎと回転の速い走法からすれば千二〜千四が適性距離だろう。マイルをこなすには条件が整わないと厳しそうだが、詰まった間隔でも体をふっくらと保ち状態は変わらず良好。穏やかな天気と軽い芝が希望か。
セットアップ美浦・鹿戸雄一 牡2
▲12月6日撮影(c)netkeiba.com
1週前追いの折り合いは合格点だが、追ってからが地味。ハミ受けや気性を考慮すれば、気分よく走るのが理想か。また寝つなぎでクッションがあり、上質のスピード持続力が武器だ。キ甲は抜けずトモ高だが、前腕はたくましくトモもボリューム満点。長距離輸送を踏まえればいいあんばいの皮膚感だ。力のいる舞台で好結果を生んでいるが、軽い馬場でも対応は可能。
シュトラウス美浦・武井亮 牡2
▲12月7日撮影(c)netkeiba.com
将来性のある馬が集う重賞を連戦。芝千八で結果を出しながらも距離を詰めるのは、