カペラSを制したテイエムトッキュウ(撮影:下野雄規)
『ウマい馬券』で活躍するプロ予想家たちの“思考回路”に迫る「予想の頭脳」。今回取りあげるのは、JRA年内最後のダート重賞・カペラステークスです。2番人気が勝利した一戦で、はたして、どのようなアプローチでビッグなリターンに繋げたのか。その“頭脳”に迫ります!
最初に紹介するのは、類い稀な勝負強さで「負けない女」の異名をとる山崎エリカ氏です。
まずは、「激流の傾向のレースだが、例年より逃げ、先行型が手薄」と分析。そこで先行型を中心に予想を組み立てると、本命に指名したのが10番人気2着のチェイスザドリームでした。なにより重視したのが、4走前の安達太良Sで、「五分のスタートを切った後、外にヨレてしまったが、それを立て直してじわっと先行」し、「外から強襲されたが、それをクビ差で振り切った」内容でした。
また、前々走の4着は「前半3F33秒9-後半3F37秒3の超絶ハイペースだっただけに、負けて強し」と評価。8着だった前走も、「厳しい流れを経験したことで持久力の強化が見込め、ここでのもうひと押しを期待する」と前向きに捉えたのです。
そして馬券は、7.8倍の複勝を5,000円購入して利益を確定。さらに馬単122.5倍を1,000円的中させ、16万円超の払戻金を獲得しました。
予想結果は
こちら。
つづいて紹介するのは、“独自データを凝縮した王道AI”の競馬AI タク氏です。
過去に蓄積されている競馬ビッグデータにくわえて、時間と労力をかけてアノテーション(全レース映像を見てタグ付けする作業)した独自データを扱うことで、他では見つけられない期待値を引き出すことが、競馬AI タク氏の最大の強みになっています。
そして今回はなんと、単期待値が183.3円で1位になったのが、10番人気のチェイスザドリームだったのです。しかも、108.5円の3位だったメタマックスを対抗に推すと、印を打った5頭すべてが掲示板入りを果たしたのでした。
馬券は、3連複368.3倍を1,500円的中! 55万2,450円の特大のリターンに成功しました。
予想結果は
こちら。