▲落札したサラシーの2022を撫でる柳田悠岐選手(柳田悠岐選手のInstagramより)
今年の有馬記念では特別企画として、日本ダービーでの周東佑京選手に続き同じ福岡ソフトバンクホークスの柳田悠岐選手が登場! 前編では競馬を好きになったきっかけ、そして有馬記念の注目馬を語っていただきました。
後編では現役のプロ野球選手でありながら馬主となった理由について。今シーズンも最多安打とベストナインを受賞するなど第一線し続けているトッププレーヤーは、なぜこのタイミングで馬主となったのでしょうか。また、落札した3頭の馬を選んだ理由とは?netkeiba独占で存分に語っていただきました。
柳田悠岐選手の有馬記念注目馬はこちら▼
【有馬記念】柳田悠岐選手を直撃 「全力でぶち込む!」と意気込む注目馬は? (取材・文=netkeiba編集部)
「プロになったときにいつか馬主になりたいと思った」
──ディープインパクトのラストランを見たことがきっかけで、競馬ファンなったという柳田選手。そこから馬主となろうと思ったきっかけは?
柳田 単純に競馬が好きで、プロになったときにいつか馬主になりたいなと思ってずっと考えていました。まさか叶うとは思っていませんでした。プロとなったときから目標の一つでした。
──2023年というタイミングとなったのは何か理由があったのですか?
柳田 残りの野球人生もある程度先が見えてきたということで、そろそろ行っていいんちゃうかというところですね。
──馬主としての目標はありますか?
柳田 まずは1勝ですね。新馬戦でも未勝利戦でもいいので、1勝目が目標です。
──一口馬主をやられているとお伺いしましたが、そこから一人で馬を持つこととなり心境の変化はありますか?
柳田 もちろん気持ちは全然違いますし、野球へのモチベーションも上がっています。本当に馬のおかげでまだまだ頑張らないといけないなと思っています。
──馬主として一番勝ちたいレースはありますか?
柳田 いえいえ、そんなのおこがましいです。まず1勝です。それも相当難しいことにチャレンジしていると思っているので、まずは1勝と思っています。
──1つ勝つことの難しさをすごく感じられているように思います。
柳田 未勝利戦を好きで見ているのですが、そこで競馬を上手にできない馬もたくさん見ていますからね。やはり勝つのは難しいと思います。馬主となってさらに思いますね。牧場のみなさんをはじめ、様々な方々の思いなども分かって来たので、そういう目線でも未勝利戦を見るようになりましたね。
「“コイツいいな”と思った馬を選んだ」
──今年は3頭の馬をご購入されたかと思いますが、共通点やポリシーなどありますか?