▲昨年はドゥラエレーデが優勝(撮影:下野雄規)
今開催の中山は例年になく芝の状態が良い。
日曜に行われた有馬記念も近年、ほとんどの年が馬場コンディション「稍重い」馬場で行われてきたが、今年の馬場コンディションは「標準」だった。
ホープフルステークスの行われる中山芝2000mでは毎年有馬記念の週に未勝利戦が組まれているが、その勝ちタイムもこの10年で最も早い。
今後、レース当日まで降雨の心配もなさそうなので、今年のホープフルSも有馬記念同様「標準」の馬場コンディションで行われるだろう。例年以上に軽い馬場になりそうだ。
ホープフルSがGIに格上げされて以降、馬場コンディション「標準」で行われたのは2018年、2021年、2022年の3回。
この3回で3着内に好走した9頭のうち8頭は最初のコーナーを5番手以内で通過。連対した6頭のうち5頭は最初のコーナーを3番手以内で通過していた。
この3回のうち勝ち時計が最も速かったのは2021年の2分0秒6。今年はこれよりも速い勝ち時計になる可能性が高い。
GI昇格前も含め、ホープフルS史上で最も速い勝ち時計だったのは2010年。2分0秒4で決着。最初のコーナーを4番手以内で通過していた馬の1、2着。軽い馬場のホープフルSは先行馬が走りやすい。今年のホープフルSは先行馬が有利になりそうだ。
▲インザモーメントに期待したい(C)netkeiba.com
インザモーメントはデビュー以来新馬戦、未勝利戦とも締まったペースのなかで先行して最後まで脚を使えている。仕掛けられてから長く末脚が持続するタイプのため、直線が短いコースに替わるのは歓迎。
今回が初の重賞挑戦となるが、距離が延びる分、追走に苦労することなく近走通りのポジションでレースができそうだ。
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当コラムの次回更新は1月3日(水)18時予定です。