▲昨年はラーグルフが優勝(撮影:下野雄規)
昨年末のコラムにも書いたように、昨年末の5回中山開催は例年になく芝の状態が良好。
有馬記念は近年、ほとんどの年が馬場コンディション「稍重い」で行われてきたものの、昨年の馬場コンディションは「標準」だった。
開催最終日に行われたホープフルSもレース史上最も速い勝ちタイムで決着。速い時計も出やすい馬場コンディション。
年明けからの開催はCコース替わりとなり、この中間もレース当日まで降雨の影響もないだろう。年末よりもさらに速い時計が出やすい馬場状態になりそうだ。
中山金杯史上で最も速い勝ち時計だったのはコースレコードが出た2015年。それに次いで速いのが2009年。2009年と2015年の2回では3着内に好走した6頭のうち4頭が最初のコーナーを5番手以内で通過。
年末に同じコースで行われたホープフルSでも2着馬、3着馬は最初のコーナーを3番手以内で通過。3着馬は単勝128倍の超人気薄。
人気薄が恵まれやすいトラックバイアスになりそうだ。先行馬を狙いたい。
▲ゴールデンハインドが巻き返す(撮影:下野雄規)
ゴールデンハインドの前走オークスはトラックバイアス「 ・差」と判定したレース。末脚の要求度が高い馬場状況のなか、道中のペースも淀みなく流れていたため、先行する形では厳しいレース。先行有利の軽い馬場なら巻き返す。
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