▲気になる手術の内容は…?(撮影:桂伸也)
年始の3日間開催を終え、イタリアへ帰国して鎖骨の手術を受けるというミルコ騎手。
「ずっと違和感があって気になっていた」と話す患部の具合や、復帰までのスケジュールをお聞きしました。
(取材・構成=森カオル)
「鎖骨がグルグル動いてる…。ずっと気になってた」
──ミルコさん、明けましておめでとうございます! 今年もどうぞよろしくお願いします。
ミルコ こちらこそ、よろしくお願いします! なんか、心から「おめでとう」って言えないね。年が明けたと思ったら、地震があって、飛行機の事故があって…。大変な始まりになってしまった。
──本当ですね。角居勝彦元調教師が運営されている牧場は石川県珠洲市。スタッフも馬たちも無事ということで、ひとまず安心したのですが。
ミルコ ああ、聞きました。先生、今は車で生活してるって。心が痛いですね。飛行機も怖かったなぁ。JALに乗っていた人たちが全員無事だったのは本当にすごいこと。海外で同じことが起きていたら絶対にみんなパニックになって、とんでもないことになっていたと思うよ。やっぱ日本人は偉いなって改めて思った。
──そういえばミルコさん、イタリアで手術するんですって? ニュースで見ました。
ミルコ そうなの。10年くらい前だったかな、落馬したときに靱帯が切れちゃって。ほかの人の靱帯を移植したんだけど、だいぶ時間が経ったことで、けっこうそこが緩くなってましたね。なんていうのかな、鎖骨と肋骨がちゃんとつながっていない感じで、鎖骨がグルグル動いてる。
──鎖骨がグルグル動く……想像できない(苦笑)。
ミルコ グルグルグルグル(笑)。全然痛くはないんだけど、なんかちょっと気持ち悪い感じ。それに、鎖骨がちゃんとつながっていないから、右の肩が左に比べて1cmくらい下がってるの。僕、そういうところ細かいから、ずっと気になってた。
──では、以前から手術することは視野に入っていたんですね