狙い目は前走で重賞に出走していた馬のみ
先週行われた日経新春杯は、5歳、4歳、4歳での決着だった。それ以前も含めて日経新春杯は若い馬が強い傾向にあり、過去10年の6歳馬は4、5歳馬より勝率、複勝率、単複回収率のいずれも低い。
7歳以上馬はさらに苦戦しており、2008年にアドマイヤモナークが勝ったのを最後に3着以内に入っていない。
今週行われるAJCCはそれとは対照的に、年長組の扱いがポイントになるレースだ。
単純に過去10年の年齢別成績を見ると以下のようになる。
さすがに8歳は苦しいが、6、7歳馬が粘っている印象。人気になっているのは若い馬なので、そのぶん6歳馬の単複回収率と7歳馬の複回収率が高くなっている。
過去10年の6〜7歳馬についてさらに見ると、まず前走でオープン特別以下に出走していた14頭(うち1頭は障害)からは2着馬が1頭出ているのみ。前走で重賞に出走していた馬のみ狙ったほうがいい。
となると、今年はここで対象が絞られてしまう。今年出走する6、7歳馬は5頭いるが、前走準オープンが2頭、リステッドが1頭。重賞に出走していたのはステイヤーズS・5番人気7着から来たシルブロンと、アルゼンチン共和国杯2番人気3着から来たチャックネイトだ。どちらを取るかは本命党か穴党かによるだろうが、個人的には6、7歳馬は配当を伸ばしてこそということで、シルブロンのほうが気になっている。