▲昨年はノースブリッジが優勝(撮影:下野雄規)
昨年末から続く連続開催の中山芝は例年になく良い馬場で推移。
馬場コンディション「稍軽い」と判定したレースが3割以上あり、先週日曜は前日降雨の影響が懸念されたものの、大きな影響なく馬場コンディションは「標準」に収まった。
速い時計の決着も多かったように、近年の同時期開催では考えられないほど走りやすい状態だった。
しかし、今週末は降雨のなかでの開催が濃厚。土日ともにある程度まとまった雨量が見込まれるため、重めの馬場コンディションは避けられない。直近の傾向は全く参考にはならない。タフな馬場で行われた年のAJCCでトラックバイアスを予想するべきだ。
AJCCは近年では2018年、2020年、2021年、2023年の4回が馬場コンディション「稍重い〜重い」の間で行われている。
この4回で目立った偏りは出ていないものの、上がり1位が全てのレースで3着内に好走。3着内に好走した12頭のうち9頭が上がり3位以内。
先行して粘り込むのは難しい。
想定される重めの馬場コンディションに対応できる馬のなかで、先行する可能性が低いタイプを狙いたい。
▲ショウナンバシットに期待(C)netkeiba.com
ショウナンバシットは近4走連続で馬場コンディション「軽い〜稍軽い」に出走。このクラスに出走する馬のなかではスピードが劣っているため、軽めの馬場コンディションでは苦しい。
馬場コンディション「稍重い〜重い」にはこれまで3歳1勝クラスを勝ち上がった際、皐月賞と2回出走。1勝クラス勝ち時は距離も今回と同じ2200m。皐月賞はトラックバイアス「外有利・差し有利」と判定したレースでの内枠と決して恵まれたわけではない。
得意の馬場コンディションとなりそうな今回は巻き返しを期待したい。
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