東京芝マイルの別定重賞だが、安田記念と比較すると後傾ラップになりがちで、1800〜2000が適距離の馬の好走も目立つ。近5年は牡セン[4-1-3-56]牝[1-4-2-7]で、出走数は多くないが牝馬の好走率が高い。血統的にはカテドラル(母父ロックオブジブラルタル)、シャドウディーヴァ(母父ダンジリ)、プリモシーン(母父ファストネットロック)、サトノアレス(母父デインヒル)と、母父デインヒル系の活躍が目立つ。昨年は母父デインヒル系は絡まなかったが、デインヒル系ハービンジャーの産駒ナミュールとプレサージュリフトが2着3着。(解説:望田潤)
アヴェラーレ BCフィリー&メアスプリントのコヴフェフェの姪で、母アルビアーノはスワンS勝ち。3代母オーロラは女傑アコマや種牡馬アーチを産んだ名繁殖で、コートリーディーに辿り着く名門牝系だ。父ドゥラメンテは二冠馬でタイトルホルダー、スターズオンアース、リバティアイランドを出し成功。良血馬が着実に成長し、昨年は関屋記念で重賞初制覇。京都金杯はインが強いバイアスで大外枠が痛恨すぎた。おそらくラストラン。有終の美を飾るか。
距離◎ スピード◎ 底力◎ コース◎
ウインカーネリアン ウインルチルやウインシトリンの半弟で、母コスモクリスタルはJRA4勝(芝1200)。母母クリスチャンネームは函館3歳S3着。アウトブリードの母にノーザンダンサー4×4とヘイルトゥリーズン4×4をもつスクリーンヒーローが配されてメリハリのきいた配合だ。