スマートフォン版へ

【東京新聞杯予想】母父デインヒル系が活躍 1800型や牝馬が好走

  • 2024年01月28日(日) 18時00分
東京芝マイルの別定重賞だが、安田記念と比較すると後傾ラップになりがちで、1800〜2000が適距離の馬の好走も目立つ。近5年は牡セン[4-1-3-56]牝[1-4-2-7]で、出走数は多くないが牝馬の好走率が高い。血統的にはカテドラル(母父ロックオブジブラルタル)、シャドウディーヴァ(母父ダンジリ)、プリモシーン(母父ファストネットロック)、サトノアレス(母父デインヒル)と、母父デインヒル系の活躍が目立つ。昨年は母父デインヒル系は絡まなかったが、デインヒル系ハービンジャーの産駒ナミュールとプレサージュリフトが2着3着。(解説:望田潤)


アヴェラーレ
 BCフィリー&メアスプリントのコヴフェフェの姪で、母アルビアーノはスワンS勝ち。3代母オーロラは女傑アコマや種牡馬アーチを産んだ名繁殖で、コートリーディーに辿り着く名門牝系だ。父ドゥラメンテは二冠馬でタイトルホルダー、スターズオンアース、リバティアイランドを出し成功。良血馬が着実に成長し、昨年は関屋記念で重賞初制覇。京都金杯はインが強いバイアスで大外枠が痛恨すぎた。おそらくラストラン。有終の美を飾るか。
距離◎ スピード◎ 底力◎ コース◎

ウインカーネリアン
 ウインルチルやウインシトリンの半弟で、母コスモクリスタルはJRA4勝(芝1200)。母母クリスチャンネームは函館3歳S3着。アウトブリードの母にノーザンダンサー4×4とヘイルトゥリーズン4×4をもつスクリーンヒーローが配されてメリハリのきいた配合だ。

続きはプレミアムサービス登録でご覧になれます。

登録済みの方はこちらからログイン

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

バックナンバー

新着コラム

アクセスランキング

注目数ランキング