欧州型血統とディープ系の配合馬に注目
競馬で要求される能力の方向性は一定方向ではありません。よって芝マイル戦も、芝中距離で発揮している能力が発揮しにくいレースと発揮しやすいレースがあります。今週末の東京新聞杯は、中距離で要求される主流能力が問われることが多いレース傾向です。
21年の勝ち馬で当レースで複数回馬券になったカラテは芝中距離重賞も優勝。カラテと同じく、当レースで複数回馬券になったシャドウディーヴァも芝中距離重賞で複数回連対した馬でした。
血統傾向も中距離指向。芝中距離の主流系統であるディープインパクト系やTサンデー系にタメて伸びる要素を強化する欧州血統が配合された馬が走りやすいレースです。(血統系統、国別血統タイプはサイトスマート出馬表(無料)を参照)
2016年と2019年には該当血統が1〜3着を独占。2019年の勝ち馬インディチャンプは父がTサンデー系のステイゴールド。母父は欧州型のキングカメハメハ。2着レッドオルガは父がディープインパクト。母父は欧州型のダンシングブレーヴ。3着サトノアレスも父がディープインパクト。母父は欧州型のデインヒル。
昨年も6人気で3着のプレサージュリフトは父が欧州型のハービンジャー。母父はディープインパクト。欧州型とディープ系の配合。
一昨年2022年も勝ち馬のイルーシヴパンサーは父がTサンデー系のハーツクライ。ダービー馬も複数出した種牡馬。同種牡馬の産駒で母父が欧州型のカテドラルは2021年に12人気の人気薄ながら2着に走っています。
マスクトディーヴァは前々走で芝1800mのGII・ローズSをレコード勝ち。前走の秋華賞も2着。芝中距離重賞で発揮したパフォーマンスは最上位。
母父がディープインパクト。父は欧州型のルーラーシップ。ディープ系と欧州型で組み合わされた配合馬。レース傾向からは逆らいにくい人気馬です。
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