
▲昨年はファントムシーフが優勝(撮影:下野雄規)
1回東京開催はここまで4日間の開催を消化。路盤の状態が良く、芝は全てのレースが馬場コンディションは「軽い-稍軽い」馬場で行われている。
1800m(新馬戦を除く)は4レース行われ、3着内に好走した12頭のうち9頭が最初のコーナーを5番手以内で通過。軽めの馬場コンディションにより、直線で高速上がりを出せるため、後方からも差しは届く。
実力のある差し馬が力を発揮できない馬場ではないが、恵まれるなら先行馬だ。6番人気以下で3着内に好走した2頭はどちらも最初のコーナーを2番手以内で通過。前半から前めのポジションにいた馬だった。
近年の共同通信杯で馬場コンディションが「軽い-稍軽い」の範囲で行われたのは2019年と2023年。この2回でも先行馬が恵まれている。
3着内に好走した6頭は全て最初のコーナーを5番手以内で通過。連対した4頭のうち3頭は最初のコーナーを3番手以内で通過していた。
ただし、単純に前にいる馬も速い上がりを使わなければ、残れない。少頭数でペースが緩むのもほぼ確実なので、先行馬も33秒台で上がってくる必要がある。例年通り、好メンバーの揃った一戦だけに高いレベルの能力が要求される。
速い上がりが使える馬のなかで前にいる馬を狙いたい。

▲ジャスティンミラノに期待したい(撮影:下野雄規)
ジャスティンミラノの前走は新馬戦の緩んだ流れではあるものの、楽に2番手を確保して直線で追われてからの伸びも優秀。最後はまだ余力もあった。前走で新馬戦を使っていた馬がいきなりの重賞挑戦は、ペースの違いで戸惑うケースも多いが、共同通信杯は例年少頭数でペースも遅い。新馬からのローテーションは不安材料にならない。
前走で5回東京3週目の2000mで新馬戦を勝ち上がったのは2022年の当レース勝ち馬ダノンベルーガと同じ。新馬戦でのパフォーマンスはこの馬にも劣らない。
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