▲昨年はヒンドゥタイムズが優勝(c)netkeiba
今年に入ってからの小倉芝は開幕週に速い時計こそ出ていたが、路盤の状態が良くない。馬場コンディションは「標準」と判定。
開催2週目は雨の影響を受けた状態で施行されたことにより、路盤の悪化が急速に進んだ。これ以降は先々週まで3週連続で全てのレースを馬場コンディション「稍重い〜重い」馬場になっている。
先週からはBコース替わり。週中降雨の影響も比較的小さかったにもかかわらず、1800m以上に関しては全てのレースを馬場コンディションは「稍重い」馬場までしか回復しなかった。
Bコースに替わっても、インコース部分が見た目にも明らかに傷んでおり、内を通る馬に厳しい馬場。
1800mで古馬戦は2レース行われ、3着内に好走した6頭のうち5頭が5枠より外。内枠は苦戦している。
ただし、インコース部分が悪いことは騎手も意識する。極端なスローペースになることと、差し馬も脚を使いにくい馬場状態も相まって前残りになりやすい。3着内に好走した6頭のうち4頭が最初のコーナーを3番手以内で通過していた。
先週の1800m以上では最後のレース太宰府特別も最初のコーナーを4番手以内で通過した馬が上位独占。その直前のあすなろ賞も最初のコーナーを4番手以内で通過した馬が3着内に複数好走。後半になるほど騎手の意識がスローペースを呼び、前残りになりやすい。
今週も先週とは似たような騎手意識と馬場状態が想定される。外枠から先行する馬が有利になりやすいだろう。
▲今週の推奨馬はセルバーグ(c)netkeiba
セルバーグの前走京都金杯はトラックバイアス「超内有利・ 」と判定したレース。内を通った馬、内枠が圧倒的に恵まれたなかで外めの枠。
2走前はトラックバイアス「内有利・差し有利」と判定したレースで、外枠から先行して絶望的な状況。近2走ともに力を出せていない。
道中が速い流れの1600mでも先行できる馬なので、1800mに距離が延びる今回は楽に先行することができるだろう。想定される状況から、外枠に入るようであれば期待できる。
土曜の馬場と枠を考慮した最終予想はウマい馬券で公開する。
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