
11番人気を拾い上げ104.1倍を1点的中!
『ウマい馬券』で活躍するプロ予想家たちが、自身の高配当馬券を元に的中を振り返る「予想の頭脳」。今回取りあげるのは、一撃100万の払戻しを得た「北村生」氏。波乱となった一戦を、どのようなアプローチで攻略したのか……。本人自ら綴っていただきました!
対象レース:
2024年1月26日(金)大井8R C2二三四(C2三) 過去の「予想の頭脳」から出だしの文をパクろうとしましたが、いい感じのものがありませんでした(泣)。
というわけでいきなり本題になりますが、このコーナーを書くキッカケになったのが、1月26日の大井8レースの提供予想が的中したからです(画像参照)。
本命馬フォーモサルビー(2着)は1番人気に支持されていて「誰でも買える馬」でした。単勝万馬券でこれに先着したマルヨジョーダンに対抗を打てたのが何故か?が読者の皆様が知りたいところでしょう。
最も重視した点が予想文に書いたように、◎フォーモサルビーも〇マルヨジョーダンも前回勝利の2着馬が同じカーラミーアだった点です。しかも前回勝利時に◎フォーモサルビーがカーラミーアにつけた着差はコンマ1秒差で〇マルヨジョーダンはコンマ9秒差ですからこれだけ見れば〇マルヨジョーダンの頭も納得でしょう。私も良くやってしまうミスですが、穴党は穴を探し出して満足してしまうケースが多いです。来るか来ないかを考える上では人気馬との力量差がどうか?を常に考える必要があって、このようなモノサシ馬だったり過去の対戦履歴で僅差のレースがあったりと人気馬との力量比較を加えることで今回のような的中に繋がります。
ポイント1「人気馬の過去走からモノサシ馬を探し出す」「人気馬との対戦履歴から穴馬を探し出す」
ただ、それでもマルヨジョーダンの人気が無かったのは前走の着差が勝ち馬から2秒5、2走前が同じく3秒2と大敗が続いていたから。ここを理由に人気を落としていましたが、前回勝利がC2戦でそれ以降は全てC1戦です。今回はC2戦に降級ですから、額面通りに受け取れば相手が楽になったと読む事は可能でした。このように「ノーカウントに出来る敗戦」を探せれば前走着が大きい穴馬を拾えるようになります。もうひとつマルヨジョーダンの馬柱には「ノーカウントに出来る敗戦」があって、4走前の前回勝利が4角2番手から抜け出しての勝利でしたが、以降の近3走は4角6番手が最高と前に行けていません。今回は前走逃げ馬がいないレースだったので先行率の高い内枠と併せて、もしかしたら前に行けるかも?と推測することが出来ました。
ポイント2「ノーカウントに出来る敗戦を探す」「先行出来なかった先行馬は怪しい」
そんな細かい理由を探すのは面倒だし、もっと簡単に穴馬を見つけたい!という人にオススメしたいのが、「過去走の人気と着順を見る」。近3走ぐらいあればいいでしょうか。マルヨジョーダンを例にすれば近3走が1→4→6番人気でした。まず、単勝万馬券の馬にしては近走上位人気に支持されている印象を受けるはず。王道の「実力馬が人気落ち」パターンです。また、2走前に勝ち馬から3秒2差の大敗を喫しているのにも関わらず、前走は12頭立ての6番人気と何故か3着ぐらいならありそうな人気に支持されていました。大敗後など買いにくいところの人気を見ることで「恐らく過去に高いパフォーマンスを見せていた」穴馬を発見することが出来ます。
ポイント3「なぜか人気はお宝の山」「過去走の人気と着順を見て妄想する」
予想の提供でも、気になる穴馬がいたら予想文で印を振っていなくても〇〇が穴と書くようにしているので、該当馬がいたら少し気にしてみてください!
(北村生)
今回解説の予想結果は
こちら。