競馬専門紙「馬サブロー」が誇るパドックの達人・吉田順一トラックマンにチューリップ賞出走予定馬の中から7頭の馬体診断を行っていただきました。
(デイリースポーツ 馬サブロー・吉田順一)
ミラビリスマジック美浦・国枝栄 牝3
▲2月21日撮影(c)netkeiba
母ソーマジックの産駒は気持ちの強い馬が多いが、当馬は我慢が利く方。中間はさらに心身のバランスが良化し、クビを上手に使ってバネのある走りを披露。黒い部分はありつつも基本は爪が四本とも白く、筋肉は緩まないタイプ。前が強くトモ高でやや寸の詰まった体型や、つなぎの短さと走法からマイル以下で活躍できる逸材だろう。ここを目標に万全の態勢だ。
ガルサブランカ美浦・木村哲也 牝3
▲2月22日撮影(c)netkeiba
夏の新潟デビューでキャリア2戦。細くて長い脚に比べると胸囲が狭く、華奢に見えてしまう。少し後方からの撮影で胴が詰まって見えるが、肩の角度は適性で完歩が伸びる走法。もう少し上下のバランスが整えば、半兄イクイノックス同様に中距離以上で活躍できそうだ。まだ未完成だが、あばらを見せて必要最低減の筋肉を誇示。次走は疑問も今回は好仕上げだ。
ショウナンマヌエラ栗東・高野友和 牝3
▲2月22日撮影(c)netkeiba
アルテミスS以来だが、前が強く少し尻高の体型。