競馬専門紙「馬サブロー」が誇るパドックの達人・吉田順一トラックマンに高松宮記念出走予定馬の中から12頭の馬体診断を行っていただきました。
(デイリースポーツ 馬サブロー・吉田順一)
ウインマーベル美浦・深山雅史 牡5
▲3月13日撮影(c)netkeiba
1週前追いは負荷がかかっていればOKだが、柔らかみのあるフォームでシャープな走りを示し好気配。前走時より少し前重心だが、それほど後肢は流れず四肢でしっかりと地面を掴めている。前腕のボリュームとトモの丸みと厚みは相変わらずで、あばらを見せて上質の筋肉を示している。顔つきもキリッとしており、今の充実ぶりは本物。ここもいい状態で挑めそうだ。
ウインカーネリアン美浦・鹿戸雄一 牡7
▲3月14日撮影(c)netkeiba
アメリカ遠征後だった東京新聞杯は、攻めの良さが実戦につながり2着と好走。そして1週前追いは躍動感のある走りを示し、状態はますます快調だ。前走同様に前腕とトモのボリュームや丸みは保っているが、前走以上に肩部分に厚みが出ているのは好感。また皮膚の厚ぼったさがなくなり、うっすらと銭形斑点が出ている点は確かな上積みと判断していいだろう。
シャンパンカラー美浦・田中剛 牡4
▲3月14日撮影(c)netkeiba
前走時は筋肉が戻りきっておらず厚みがなくトモもこぢんまりと映っだが、今回は別馬と思うぐらい膨らんでいる。ただ全体的にマイル〜二千向きの馬体を示していたNHKマイルC時に比べると、今回は胸囲が分厚くなりややコロンとした姿形に様変わり。千二を走るにあたって筋肉量が増しているのはプラス材料だが、まだ顔つきは穏やか。攻めで活気を見せて欲しい。
トウシンマカオ美浦・高柳瑞樹 牡5
▲3月14日撮影(c)netkeiba
少し前重心で後肢は流し気味だが、今回に関しては少しひばらが巻き上がっておりローテーションが多分の影響。