今週末はドバイWC!
血統ビームを駆使した亀谷敬正の予想を重賞限定で公開!
鋭い着眼点に基づく見解は誰が読んでもタメになります。
大阪杯の予想もレース当日までにウマい馬券で公開。
以下よりぜひご覧ください。
亀谷敬正の予想を見るドバイの舞台は欧州型ミスプロ系が走りやすい
昨年のドバイWCもウマい馬券で公開した◎ウシュバテソーロが1着。2着は○アルジールス。
昨年的中したドバイWCの予想
今年のドバイWC予想はこちら
ほぼ、当コラムで分析した血統傾向通りの決着となりました。
このレースに限ったことではないですが、世界中の競走馬と血統は、今から30年近く前に提唱した「血統ビーム」の血統系統と国別血統タイプで大雑把な傾向が出ます。それは30年前からずっと続いています。(JRAの血統系統と国別血統タイプはスマート出馬表。海外レースの系統、タイプは亀谷競馬サロンを参照)
昨年の海外馬券販売レースも、血統ビームの分類通りに決まったレースは多数ありました。昨年もケンタッキーダービーは◎のメイジが優勝。凱旋門賞も◎○▲が1~3着を独占。
世界中の血統情勢は、毎年のように変化しますが、血統ビームで用いる血統タイプ分類の概念は、今もなお30年前と似たようなレース決着傾向を示します。そうなるのは血統ビームのタイプ分類が競馬と血統の大雑把な傾向を端的にとらえているからだと思われます(それは進化した機械=AIでも証明されています)。
このコラムが20年近く続いているのも、血統ビームの概念を少しは参考にしてくださる方もいるからだと思いますので、今年のドバイWCも血統ビームの概念を通じてキーとなる血統タイプを取り上げます。
ドバイWCでポイントになる大系統と国別血統タイプは国別血統タイプは欧州型。大系統はミスタープロスペクター系とノーザンダンサー系です。
同じダートでもアメリカの大レースは国別血統タイプが米国型の大系統ミスプロ系とナスルーラ系が走ります。ところが、ドバイは傾向が異なります。ゆえに、先に上げた国別血統タイプと大系統が走りやすくなるのです。そうなる理由は、アメリカのダート2000mG1に比べ、ドバイWCは、欧州の芝要素が問われるからでしょう。
昨年の勝ち馬ウシュバテソーロも父はオルフェーヴル。大系統欧州型ノーザンダンサー系のノーザンテーストの影響で欧州型ノーザンダンサー系が走りやすいレースを得意とする血統。そして母父は欧州型ミスプロ系のキングカメハメハ。2着のアルジールスも父は欧州型ノーザンダンサー系のシャマーダル。
昨年の血統傾向をレース前に読めたのは、その前の年までの象徴的な血統傾向を参考にしたから。その象徴とは2018年、19年に当レースを連覇したサンダースノー。父はヘルメット。アメリカよりも欧州での適性が高く、欧州の主流系統である欧州型ノーザンダンサー系であるデインヒルの系統であったこと。
ヘルメットは現役時代もオーストラリアで活躍。2019年に人気薄で2着だったグロンコウスキーの父ロンロもオーストラリアの名馬。母父はドバイディスティネーション。キングマンボ系でイギリスのマイルG1勝ち馬。アメリカの2000mG1で欧州の芝血統、オーストラリアの主流血統を強化した馬がここまで走るダートレースはドバイ以外にありません。ですから、サンダースノーが走りやすいレースに強いノーザンテーストとキングマンボを持つウシュバテソーロを狙ったわけです。
なお、サンダースノーは、今、産駒が日本で走っています。同種牡馬の産駒が3着以内に走った際に、最も一緒に3着内に走る産駒を出している種牡馬の一頭がルーラーシップ。父がキングマンボ系で母系にノーザンテーストを持つ種牡馬。母父ではキングマンボ系のキングカメハメハの産駒が最も一緒に走っています。
そういえば、今年のドバイWCに出走予定のドゥラエレーデは、父が欧州型ミスプロ系のドゥラメンテ。ルーラーシップの近親。母父はステイゴールド。ウシュバテソーロの父。
ドバイ向きの血統馬を続々と生産する上に、有力馬の1頭と目されているカビールカーンの父カリフォルニアクロームも日本はしっかり獲得。多才なレベルの高い血統馬を作り出していく日本のホースマンの皆様には尊敬と感謝の念が尽きません。
著しい成績を挙げ、殿堂入り予想家となった亀谷敬正のドバイWC予想はレース当日までにウマい馬券で公開!