今週末は皐月賞!
血統ビームを駆使した亀谷敬正の予想を重賞限定で公開!
鋭い着眼点に基づく見解は誰が読んでもタメになります。
以下よりぜひご覧ください。
亀谷敬正の予想を見る主流血統に欧州要素を強化した血統に注目
昨年の有馬記念週の当コラムでは、今シーズンの路盤の造りは例年と違う馬場であることを指摘。例年よりも直線でスピードを発揮しやすい馬場のため、東京芝2400mGI実績馬が走りやすいと書きました。結果は1着ドウデュース、2着スターズオンアース。東京芝2400mGI馬が1、2着。なお、馬場の造りが変わった。と判断したのは「亀谷競馬サロン」に集結する人脈、情報をフル活用した独自取材、分析によって得たもの。
例年と違う路盤の造りになった影響は年明けも継続。2020年以降、1月〜4月の中山芝2000mのレースは、勝ち時計が1分59秒以下で決着したレースは1つもなかったのですが、今年は2レース発生。馬場の造りを変えた影響が大きいでしょう。今年の皐月賞も1分59秒以下の決着時計になることが想定されます。
馬場の排水性を変えた2015年以降、皐月賞が1分59秒以下で決着したのは2015年、16年、17年、19年の4回。2020、21、22、23年と4年連続で勝ち時計は1分59秒を切れていないので、ここ数年の皐月賞は時計がかかる決着がトレンドでした。しかし、先に述べた通り、今年はここ数年のトレンドとは明らかに異なります。
「血統ビーム」独自の血統予想理論では、馬場状態によって有利な血統の傾向が変わると定義します。ここ数年の皐月賞の血統傾向を参考にするのは意味がありません。2015年以降に、1分59秒以下で決着した皐月賞好走馬の血統傾向を重視すべきでしょう。
1分59秒以下の皐月賞の血統ポイントは、サンデーサイレンスに欧州要素を強化された馬が走ること。
19年の勝ち馬サートゥルナーリアは父が欧州型のロードカナロア。母シーザリオは欧州の超主流血統サドラーズウェルズを持つ馬。2着ヴェロックスも母父がモンズン。欧州色の強い配合馬。(血統系統、国別血統タイプはスマート出馬表を参照)
17年は勝ち馬アルアインは米国色が強いものの、2着ペルシアンナイトは父がハービンジャー。母系にヌレイエフ。3着ダンビュライトも父が欧州型のルーラーシップ。母系も欧州色の強い配合。
16年の勝ち馬ディーマジェスティも母父ブライアンズタイム。母母父サドラーズウェルズ。欧州の馬力を強く強化されています。15年の勝ち馬ドゥラメンテも父欧州型。母系もトニービンを持つ欧州型。
欧州血統はスピード不足と誤解されやすいのですが、坂下から瞬時に加速するスピードは米国血統を圧倒します。時計の出る皐月賞では3コーナーから坂下での加速性能が問われるので、主流血統に欧州血統を強化した馬の方が力を発揮しやすいのです。
ミスタージーティーは父がドゥラメンテ。今年に近い馬場の皐月賞を勝った馬。さらに母父は欧州のスーパーサイヤー、サドラーズウェルズ。キャリアを重ねることと、レース間隔を詰めることは強みになる血統ですから、ホープフルS当時よりもパフォーマンスを上げる可能性も高いでしょう。先着を許した馬達を逆転することまであると予想します。
ビザンチンドリームの父はエピファネイア。19年の勝ち馬サートゥルナーリアの兄で欧州のスーパーサイヤー、サドラーズウェルズを持つ馬。母父も欧州型のジャングルポケット。母はラスティックベル牝系。同牝系に中山芝GI有馬記念も勝っているクロノジェネシス。中山で行われていた頃の朝日杯FS勝ち馬フサイチリシャールも同牝系。皐月賞で要求される体力の完成度の早さも強化する牝系。適性、成長曲線ともに皐月賞に向く配合です。
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