![馬場虎太郎](https://cdn.netkeiba.com/img.news/style/netkeiba.ja/image/column/baba/240416baba1.jpg)
▲昨年はゴールデンハインドが優勝(撮影:下野雄規)
東京開催は今週が開幕週。
芝の仮柵の設置スケジュールは例年通り。前開催となる1回東京が仮柵を最外に設置したDコース使用。今開催は6日目までAコース使用。
Cコースより内の部分は昨年の4回開催以来の使用。野芝も生育しやすい時期。例年通り、非常に良好な芝と路盤の状態で迎えるだろう。
2020年以降、フローラステークスは最初のコーナーを5番手以内で通過した馬が4年連続で1、2着。2022年は1〜3着を独占。
結果的にはどの年も前に行った馬同士で決まっているが、馬場コンディションは異なっている。
2020年は当日が稀に見る強風のなかでの開催。2022年は当日が雨のなかでの開催。この2年は「標準」の馬場。2021年、2023年は天候による影響がなかったので、馬場コンディションは「軽い」。
馬場コンディションがややタフだった2020年、2022年の2回は連対した4頭全てが4枠より内。一方で、馬場が軽かった2021年は6枠より外が1、2着。
馬場が軽ければ、グリップ性も非常に良く、外枠から先行してもスムーズに力を出せるが、馬場がややタフな年は外枠の馬が走りにくくなる傾向になっている。
今週は週末が不安定な天気予報だが、現時点では雨が降ったとしても影響が小さく、馬場コンディションは「軽い〜稍軽い」の間に収まると想定する。先行馬は例年通り恵まれるだろう。
![馬場虎太郎](https://cdn.netkeiba.com/img.news/style/netkeiba.ja/image/column/baba/240416baba2.jpg)
▲フローラSに出走予定のバロネッサ(撮影:下野雄規)
バロネッサの前走はトラックバイアス「内有利・前有利」と判定したレース。
当日に東京芝1800mは3レース行われていて、いずれも先行、内を通った馬が恵まれていた。この馬自身も3枠から先行し馬場状況に恵まれたのは確かだが、軽めの馬場コンディションで他馬も実力を発揮しやすいなかで3着馬は5馬身、4着馬はさらに2馬身離している。1、2着馬の内容は非常に優秀。重賞でも通用するような素質をこの時点で示している。
デビュー戦は1600m。新馬戦としては前半からペースが流れていたことで追走に苦労したように、距離が短かった。
2戦目はトラックバイアス「内有利・前有利」。内枠自体は馬場状況的には良かったものの、跳びが大きく素軽い走りをする馬なので、直線が短くコーナーまでの距離が短いコースでの内枠はこの馬自身にとっては絶望的。道中も内を通ったことで反応が遅れた。それでもラストの脚は際立っており、上がり3Fのタイムは勝ち馬を0.6秒も上回っていた。
これまでの戦歴から、さらに距離が延びて2000mになることは歓迎。好内容だった前走に引き続き直線が長いコース。想定される軽めの馬場コンディションも歓迎。秘めるポテンシャルはここでも最上位。先行できることも有利。
殿堂入り予想家となった馬場虎太郎のフローラSの予想はレース当日までにウマい馬券で公開!